元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1590回
「手放す」「オモリを捨てる」

この春(3月)発売の「いのちの手帖」第3号の特別企画――、
マスコミに乳ガン告白をした女優の宮崎ますみさんと、
気鋭のスピリチャル・カウンセラーとして注目されている
洞沢鯉江さんの
「自分を輝かせるためのトキメキ対談」の話の続きです。
サブタイトルは『なぜいま、「治し」から「癒し」なのか?』
というものですが、ことガンに限らず、
複雑な人間関係がもたらす鬱病や不安、
自殺願望症などスピリチャルな病気の蔓延に備える、
希望に満ちた発想や知恵が、きっともらえるはずです。

           *

●ポイントは「手放す」「オモリを捨てる」

司会 宮崎さんは感受性が鋭いというか、
心理学者のユングがいう「虫の知らせ」や「正夢」
といった無意識世界の共時性に対する
感度が強い人のように思いますが、
人生、行きつ戻りつしながらも、
本当にうまく自分の軸に流れを戻すパワーがありますね。
さて、洞沢さんは、スピリチャル・ヒーラーとして、
また企業内コーチングのベテランとして、
個人やサラリーマンの心の病の相談に乗っているわけですが、
なかなか、本当の自分の流れを創る、
自分の軸を取り戻す人って少ないのではないかと思いますが、
どうですか?

洞沢 そう、すごく少ないですね。
そして、症状は基本的に鬱が多い。
端的にいうと、親子の関係、仕事の関係で、
悩みを抱えすぎちゃっているのです。
「手放す」「オモリを捨てる」
ということに気づいていないのです。
いままでの時代は共有するということがDNA的というか、
潜在意識の中に刷り込まれていて、
とにかく、モノも悩みも捨てないで抱え込む。
心の掃除が大切なんです。よくいうのですが、
権威や地位、お金や人間関係、
すべてにわたって得ることばかり考える。
それが出来ないと喜びや楽しみがないという
無意識の思いがあるのですね。

司会 マクロビオティック玄米菜食法ではありませんが
「食べたら出す」、心の世界でも「入れるより出す」、
欲望を入れるだけで、過剰な分は捨てるということは、
なかなか難しい。いま話題のメタボリック症候群ではありませんが、
スピリチャルな面での「内臓脂肪」が
溜まりすぎている感じはぬぐえませんね。

洞沢 いままでは溜め込むのは仕方なかったと思うのです。
大きな時代のモノサシでいえば、
旧石器の時代からDNA的に見ても、
モノが不足していたわけですから、
得たものはなんとか貯蔵しておこう、
ご飯もいつ食べられるか分からないから「溜める」――
所有する発想の流れがずっと続いてきたわけです。
これからは、コレを切り替えて
「手放す」「オモリを捨てる」発想にいかないと、
ますます、ストレスや悩みを抱え込んで、
鬱から脱出できなくなるわけです。
大半の人に、そうした気づきがない。
まだ、いい学校に入って、いい家を持って、
出世の道を獲得して・・・
これが人生だと誰しもがインプットされてきましたから、
全員でそれを追い求めることになります。
宮崎 私も何度も回り道していますが、
「捨てなさい」といわれても、すぐには出来ないわけですが、
洞沢さんがコーチングするときは、具体的に
どういう風に「オモリの捨て方」
のアドバイスをするのですか?(略)

             *

この長時間対談の本編は、もうすこしお待ち下さい。
読めば、きっと、あなたの「体、心、魂」に響き渡る
目からウロコの発想メッセージがもたらされるはずです。


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2007年1月3日(水)

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