元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1688回
体にいいことしてますか?(3)

いま発売中の「いのちの手帖」第3号の特集
「体にいいことしてますか?」の抜粋紹介の続きです。

●「からだ、こころ、いのち」
自然に生きる、バランスよく生きる  鈴木美感子
●貧血、冷え性、胃弱、神経症からの脱出法―― 
「塩と健康」について          村上譲顕
●“がん家系”に負けてはいられません・・・
わが嫁さんの玄米菜食一直線        前 成三
●わが疾走記/名馬ディープインパクトと
どちらが長生きできるやら?        樋口榮一
            *
前回、岩手・一関の食生活アドバイザーの
鈴木美感子さんの息子さんの難病を克服するための
エッセイを紹介しました。
続く、村上譲顕さん、前 成三さん、樋口榮一さんのエッセイも、
さまざまな生活習慣難病を克服するには、
「自然と共生するスローヘルスライフ」が大切か?
その養生記が綴られていますから、
不定愁訴や原因不明の持病に悩む人は、ぜひ読んでみてください。

村上譲顕さんの「貧血、冷え性、胃弱、神経症からの脱出法―― 
「塩と健康」について」というエッセイは、
中学生の頃から悩んでいた、ひどい貧血症、
胃アトニー、胃下垂、胃弱、便秘と下痢(軟便)を克服するために
マクロビオティック玄米菜食法に出会うまでの体験談です。

「私の健康法は、すこぶる簡単! 
まず第一に、古代海水や血液のミネラルバランスに近い
本物の自然海塩(味噌、醤油、梅酢などの含塩調味料を含む)を、
その時の自分がオイシイと感じるだけ、
減塩を気にせず、十分に摂ること。
そして、高純度塩
(ほとんどの市販の塩や加工食品に含まれる塩は
高純度な塩化ナトリウム)、
高純度糖
(白砂糖のような精製された蔗糖、果糖、ブドウ糖など)、
高純度アミノ酸
(精製されたグルタミン酸ナトリウムなどの化学調味料)や、
人工的な食品添加物は避けること。
第二に、精白しない穀物(玄米、半つき米、雑穀など)を
主食(50%以上)とし、
植物性食品(野菜や海藻など)を副食とすること。
動物性食品(特に肉、卵、乳製品など)は嗜好品程度にすること。
第三に、お腹がすいてから、よく噛んで食べること。
のどが渇いてから、
できるだけ真水に近い飲料を少しずつ飲むこと。
以上を一句で言えば、
「米・塩・水を正しく頂くこと」に尽きます」

村上さんは、自らの健康回復体験から、塩の大切さを知り、
以来、塩に関する研究と自然塩復活運動に関わり、
NPO法人日本食用塩研究会・代表理事、
海の精株式会社・代表取締役社長として活躍中の方です。

また、前成三さんの「“がん家系”に負けてはいられません・・・
わが嫁さんの玄米菜食一直線」というエッセイは、
玄米菜食通の奥さんと、美食嗜好の前さんとの
夫婦の日々のやり取りが、軽快に綴られた、
じつにほほえましいエッセイです。

「うちの嫁さんは自称「短命家系の娘」です。
父親も母親もすでにこの世にありません。
兄さんを肝臓ガンで亡くしましたが、五十八歳という若さでした。
もう一人の兄さんは幼いときに病死しました。
いま健在なのは姉さんと本人の二人だけで、
姉さんは還暦を越え、本人も還暦まであと少しというところです。
うちの嫁さんは新潟コシヒカリなどこんりんざい口にしません。
主食は玄米しか食べません。野菜も卵も有機もので、
いつも自然食品店で仕入れます。
たいてい亭主に運転を命じてクルマで買出しに行きます。
亭主は「値段がそうとう高いに違いない」と疑っていますが、
口にはいっさい出しません。
「私にそんなに早く死んでほしいの」
などといわれるに決まっているのです。」(略)


←前回記事へ

2007年4月11日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ