元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1692回
王振国先生の来日

先日、中国の複合漢方薬・天仙液の開発者、
王振国医師が久しぶりに来日されました.。

僕が、食道ガンの惨い手術を拒否して、
この9年間、幸運にも生き延びることができたのは、
「抗ガン剤+放射線+天仙液+SOD」
の併用療法が功を奏したからだ・・・
ということは何度もこのコラムで書いてきました。
とくに、このあしかけ9年、服用を続けてきた天仙液との相性は
『切らずに治そう』と決めた僕に、
素晴らしい希望をもたらしてくれましたから、
いのちの恩人の一人である、王先生が来日して、
あの精力的な笑顔を見せてくださる度に、
心ときめかせて会いに出かけるわけです。

王医師が三十数年かけて開発研究した
天仙液、天仙丸という、中国では公認の漢方複合薬については、
エビデンス(立証性)の面で、
日本では異論を向ける医師も多いようですが、
この数年、中国、台湾、米国でのマウス実験や、臨床実験、
さらに幹細胞実験による膨大なデータが上がってきております。
このコラムでも、何回か紹介しました。
もちろん、これは患者の僕たちサイドというより、
供給サイドの王医師や製薬会社が果たすべき
「品質、効果、安全」の問題ですが、
僕が、この漢方複合薬を長く服用してきた理由は、
患部が引き攣れたり、
風邪を引いて再発の危機を催したりしたときに、
大量に服用することで、
たびたびその危機を逃れることが出来たからです。
もちろん、漢方薬は症状や相性がありますから、
一概には言えません。

しかし、もう一つ、この薬が気に入った理由があります。
王医師の「ガン治療にかける並々ならぬ熱意」です。
「症状が悪化した時は天仙液を倍の量で飲んでください」
「いつも、笑顔で明るく過ごしましょう」
「私の中国の病院は、
“患者の家”というのがモットーです。まるで、
ガン患者のみなさんと医師、
看護士たちが大家族のように過ごしていますよ」と、
日本の治療環境では
信じがたいことばかりを真剣にまくし立てるので、
冷徹な3分間治療が当たり前と思っている僕たちから見ると
最初は、「この人、故意に患者を
言いくるめようとしているのではないか?」
と、疑いたくなるほどでした。
しかし、この熱意と誠意こそ、日本でも13万人の愛飲者を持つ、
王医師の魅力であり、不思議なパワーなのでしょう。
これほど、親身になってガン患者の相談にのってくれる医師は
少ないのではないか? 僕はいつも感動しているわけです。

これからのガン治療とは、洋の東西を問わない、
「治療の統合」というホリスティックな発想が大事なわけですが、
なんといっても「医の基本は人間」です。
「患者と医師の統合」
「人間と人間の信頼の統合」こそガン治療の究極の姿でしょう。

さて、その王先生は、日本、中国、台湾の
ホリスティックな発想を持つ医師たちの
統合医療懇親会に出席するために、
今回来日されたのですが、
ちょうど、3月30日に、このHIQの主宰者である邱永漢さんの
83歳の誕生パーティが、
東京のフランス料理店「クイーン・アリス晴海」で
開かれたこともあって、ここでも、王先生とお会いしました。
邱永漢さんも、日ごろから、天仙液の姉妹品である
『元気精華』というドリンク剤の愛飲家で、これも邱永漢さんの
元気で長生きのヒケツのひとつになっているわけです。

邱さんが、自らが中国で展開している
新しい投資事業の話を開陳しながら、
「天仙液だけでなく、肌を若返らせる美容液も凄い。
これに“絶世美人”と命名したが、僕の手のシミも落ちましたよ」
「いま王先生は北京に一万坪の大病院を建設中です」と
王医師の事業についても
嬉しそうに紹介されているのが印象的でした。
ちなみに、王医師は、中国全土に7箇所、病院を持っていますが、
最新の設備と病室を完備した
ホリスティックな病院を北京に建てたわけです。
この病院で、王先生の開発した
最新の漢方注射療法も受けられるわけで、
飛行機で4時間です。
きっと日本の患者にも朗報となるはずです。
「関根さん、この9月に病院の
オープン・パーティを開きますので、
ぜひ来てくださいね」と王医師から誘われました。
とてもエネルギーと希望に満ちた新しい病院の誕生です。
いまから、心ときめかせて、期待しているわけです。


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2007年4月15日(日)

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