元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1717回
「湯たんぽ、腹巻、携帯カイロ」の活用法

東京女子医大・青山自然医療研究所クリニック院長・
川嶋朗さんから送られてきた新刊、
ガンも鬱病も勃起不全も「冷え」が原因だとする、
「心もからだも「冷え」が万病のもと」
(集英社新書)という本の紹介の続きです。

湯たんぽだけでなく、
著者のあげる「冷え」の対策が簡単なのは、とてもいいですね。
僕が日ごろから実践している、
「携帯カイロ」「腹巻」はもちろん、
「指モミ」から「血流改善の靴下、ブラジャー」など
気軽にできる「冷え退治のヒケツ」が面白いので、
続けて紹介しましょう。
きっと、あなたの健康維持に役立つヒントがつかめます。
但し、注意書きがあります。
「炎症部分は温めない。(略)。腫れや熱が引いた後には、
温めた方が回復が早い」そうです。

         *

●10分間入浴法
体温+4度くらいのぬるめの風呂に30分、最低10分は入るのが、
副交感神経を優位にし、ヒート・プロテイン(HSP)
=損傷修復細胞をうまく生成するコツのようです。


●昔ながらの湯たんぽ
大腿部とお尻を交互に温める。

●ペットボトル活用法
ホット用のペットボトルに70度位のお湯を入れて腿の上に置く。
但し、低温やけどには注意。

●首に温タオル
フェイスタオル2枚をビニール袋に入れて
電子レンジで温めて使う。
これも、やけどには注意。

●使い捨てカイロを使う
お尻の上の仙骨のあたりに貼るのがからだの芯を温めるコツ。
ここは自律神経の通り道だからだそうです。

●靴下
2足重ね履きする。

●腹巻き
腹巻はお腹だけでなく背中も温めるので筋肉の緊張が解ける。

●歩く
30分のウオーキング。
最低10分から初めて徐々に時間を延ばす。

●呼吸で体温を上げる
吸うは交感神経、吐くは副交感神経が担当しているので、
この仕組みを利用してリラックスする。
また鼻呼吸と口呼吸を使い分けることが大切。
鼻呼吸は深いゆったりとした呼吸になるので
副交感神経が優位になり、
リラックスできるというわけです。

●指揉み・指組み
ドロドロ血や血管のトラブルを改善する。

●体を温める食べ物
赤黒橙色の食物。寒冷地の食材。
玄米、味噌などナトリウムの多い食物・・・
などが温める食べ物。
但し、食べすぎは消化器に血液を集めることになりますから、
他の臓器や筋肉の血行が滞らせることになり、
体を冷やす原因になるようです。

       *

どうでしょうか?
病気を防ぐのは体を温めることに尽きるようですが、
すぐ薬に頼るのではなく、
日ごろから体を冷やさない養生の工夫が大切だと
優しく教えてくれます。
詳しく知りたい人は手にとって読んで見ましょう。
続きは、また明日。


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2007年5月10日(木)

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