元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1718回
ホメオスタシス!自然療法を愉しむ

東京女子医大・青山自然医療研究所クリニック院長・
川嶋朗さんから送られてきた新刊、
ガンも鬱病も勃起不全も「冷え」が原因だとする、
「心もからだも「冷え」が万病のもと」
(集英社新書)という本の紹介の続きです。

湯たんぽだけでなく、著者のあげる「冷え」の対策が
簡単なのもとてもいいですね。
僕が日ごろから実践している、
「携帯カイロ」「腹巻」はもちろん、
「指モミ」から「血流改善の靴下、ブラジャー」など
気軽にできる「冷え退治のヒケツ」が面白いので、
続けて紹介しましょう。

              *

●健康食品について
あまり過剰な期待はしない方がよいということです。

●薬をやめる
西洋医学で処方されるほとんどの薬は、
交感神経を刺激して体を冷やすようです。

●消炎鎮痛剤をやめる

消炎鎮痛剤は体を冷やす元。

●漢方薬を使う

八味地黄丸や葛根湯など。

●ストレスを減らす

「今まで歩いてきた人生だけがすべてだと思わず、
世界を広げると視野が広がる。血流もよくなるといいます。

●睡眠
寝床に着く30分から1時間前にお風呂に入り、
じっくりと体を温めてから寝る。

●しょうが湯を飲む
僕は梅醤番茶にして飲むようにしています。

●血流改善ブラジャー、パンツ
川嶋医師のクリニックで評判のもの。
下着はサイズが小さすぎたり、
体型に合わないブラジャーやガードルは
血行を妨げて冷えを誘発するそうです。

         *

そして、著者の川嶋医師は、最後に、自然治癒力を上げる
ホメオパシー(同種療法)の考え方や、
「ホメオスタシス(安定的生命維持)」
といった古くて新しい医学発想の
見直しを提案していることが、本書のポイントです。
ある成分を濃くして薬の効果を挙げるというのではなく、
ある成分を薄くして自然治癒力を誘発する・・・
こういった考え方です。
本書の簡単「冷え」対策法を、ざっと紹介しましたが、
長寿時代の生き方として、
多くの人が「温まりたい」と気づき始めたようです。
自然療法の不思議さを愉しみながら読める「冷え撃退」読本です。
興味のある方は、読んで見てください。

ちなみに、放射線ホメオスタシスの療法とは
自然放射の10万分の一程度にレベルを下げれば
さび付いた細胞も蘇らせることができる・・・という考え方で、
こうした生体刺激効果をホルミシス(hormesis)と呼びます。
この超微量の放射線物質を「カリウム-40」といいますが、
体を温めるマットレスや膝当てといった
ホリミシス製品もあちこちから開発されてきているようです。

先日も、各種のホルミシス(hormesis)製品の開発、
研究団体として
先駆的な日本ノイホルム研究会1の代表・一ノ宮道瑠さんから
「ひざクス」というサポーターやソックス、
「空間敷パッド」という敷きマット・・・、
そのほか、痛む関節などに塗ると
温かくなるクリームジェルなどが送られてきまして、
僕もなんとなくポカポカと愛用しているわけです。


1 http://www.sun-reform.co.jp/


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2007年5月11日(金)

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