元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1779回
評判の「マクロビオティック食堂」

美容に、痩身に、健康によいというわけで、
マクロビオティック玄米菜食法の人気は、
静かなブームといいますか、
ますますじわじわと高まっている――、
女性に人気のデパートの地下食品街、
いわゆる、デパ地下にも、
いよいよ「マクロビオティックの店」が出店して、
OLやヤングママの人気を集めている――という話の続きです。

マクロのしゃれた店で有名な「チャヤマクロビオテックス」が、
新宿伊勢丹の地下街に出店。
また、マクロビオティックの老舗の「クシ・ガーデン」が
シブヤ西武店や日本橋三越に、
砂糖、乳製品、卵、肉類、化学調味料は一切不使用の
「マクロビオティック弁当」「お惣菜」の店を出していますが、
大丸ピーコック代官山店や大丸ピーコック青山店など、
全国のスーパーにもかなり進出しています。
変わった場所としては、
衆議院第一議員会館B2 キムラヤ
衆議院第二議員会館B2 おかめ堂…にも出品しているそうです。

いまの「マクロビ人気」は隔世の感がありますね。
それだけ、若い女性を中心に、体の健康、食事の自然化こそ、
これからの贅沢だと、欧米並みに分かってきたのでしょう。

ところで、「マクロビオティック・レストランの中には、
白身の魚料理も出す店がありますが、
なんとしても、
穀物菜食に絞った本格的なお店を作りたいと考えて、
7月3日からオープンすることにしました」というメールが、
スローヘルス研究会の仲間でもある遠藤京子さんからきました。
じつは、遠藤さんと作家の山口泉さんが主宰する
「NPOオーロラ自由会議」という市民活動の団体がありまして、
数年前に、帯津良一医師と僕を
「ホリスティック介護」セミナーの講師に招いてくれたことがあり、
そうした縁もあって、こんど9月に出す、
「いのちの手帖」第4号に、
遠藤さんに原稿をお願いしていたところ、
原稿と一緒に
「マクロビオティック・レストラン」開店の知らせ
が届いたわけです。
遠藤さんのお店の名前は
「マクロビオティック食堂・あらいぐまの台所」です。

ちなみに、遠藤さんは出版社の仕事の傍ら、
前から、東京・目黒で「あらいぐま」1という店名の
自然食品と石けんの店を開いており、
パックスナチュロンブランド2の太陽油脂の石けんと、
マクロビオティックのオーサワジャパン製品を中心として、
体と地球にやさしい商品を提供しています。
こんどは決心して、レストランなどとは気取らない
マクロビオティックの「食堂」を併設しようと思ったそうです。
仲間内でも評判のお店で、遠藤さんの意気込みが
メールや原稿の中からよく伝わってきますので、
ちょっと紹介しましょう。

「なんとしても、
『マクロビオティック』と銘打った食堂を開きたい、
レストランじゃなくて『食堂』!
そんなふうに、ずっと私は思ってきました。
少々の白身魚くらいは出した方がいいのでは、
という声もありました。
しか し、天然の魚を仕入れることは、
小さな店には難しい。そして、とっても高いものになってしまう。
さらに、一般のお客さんは、
日常的には肉も魚も召し上がっていらっしゃる。
だったら、あえて「穀物菜食」に限定しよう」と。

もちろん、無添加のソフトドリンクや
オーガニック・ワインも用意されて、
小さいながらも、“ほんとうのおいしさ、
食べる喜び”が体感できるお店です。
「ご飯セット+お惣菜」が楽しめます。
デパ地下のお店とは一味違う、
本格マクロで温もりのある「食堂」です。
遠藤さんの自慢は「金平牛蒡(きんぴらごぼう」。
もちろん砂糖など使っていません。
醤油と煮方を工夫した手作りです。
興味のある方は、ぜひ、立ち寄ってみてください。
「あらいぐまの台所」連絡先は、03−3794−1848です。


1 http://www.araiguma-net.com/
2 http://araiguma-net.com/scb/shop/shop.cgi?id=1


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2007年7月11日(水)

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