元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1833回
穴攻め療法

ガン再発だ、転移だ、やれ潰瘍や腫瘍の原発だ・・・
と言われても、すぐ、医師の言いなりになって、
手術や化学劇薬に身を預けるのは本当に正しいのだろうか?

僕は、食道ガンを切らずに9年延命してきた体験から、
しばらくは、「穴攻め療法」と命名した
スローヘルスな養生法の組み合わせを試して、
暫く様子を見ることにしている――、という話の続きです。

敬愛する故・土屋繁裕医師は
僕と共著で出した「ガン治療入門」(NTT出版)の中で
次のようにアドバイスしています。
「●再発ガンの治療に対する考えかた――、
原発ガンの治療では、患者さんの負担にもよりますが。
できるならガンを完全にゼロにする方法を優先すべきと考えます。
しかし、再発ガンの場合はこの原則は当てはまりません。
それと「早期発見早期治療」の原則も当てはまりません。
つまり再発ガンの場合は、
「焦らず、慌てず、諦めないで、がんばり過ぎない」
これが大原則です。(略)つまり再発ガンの治療では、
一本勝ちは狙わないで、引き分けを狙うべきなのです」と。

つまり、誰しもがガン遺伝子を持っているわけですし、
僕のように一度かかってしまえば、
いかに潜伏するガン細胞と上手く折り合っていくか?
暴れださないようになだめていくか?
一歩一歩、仲良く共生していく考え方が大切だと思うのです。
というわけで、ガン細胞も正常細胞も叩き潰す、
化学薬や、
大きな臓器摘出による体のダメージを増す手術は避ける、
専門的にいえば「臓器保存治療」を出来る限り、
続けていきたいと考えているわけです。

というわけで、日々、帯津医師が提唱する
7つの「攻めの養生法」をもとに、
自分に合った食事や呼吸法、さらに漢方などを組み合わせて
凌いできているわけですが、ときどき油断をして、
季節の変わり目にはなんどか危機に瀕しました。
その都度、僕は「穴攻め療法」と命名して、
口や尻や耳の穴などから、漢方薬などを注入する養生法を
1ヶ月ほど集中的に励行するようにしてきました。

では、穴攻め療法とはどんなことをするのか?
(1)口からは帯津良一医師の「漢方せんじ薬」を入れる
(2)尻からは王振国医師の漢方座薬「天仙栓」を入れる
(3)耳の穴や臍に「びわの葉温灸器」を当てる――、
いわば、もっとも、
体内の血液などに浸透しやすい穴という穴から、
免疫パワーを注入しようという考えです。
「びわの葉温灸器」などを耳に当てると
なかなか足先まで温まって気持ちがよいものです。
頭痛も改善されるから、人間の体って微妙ですね。
帯津医師の漢方せんじ薬は、その都度、
患部の症状にしたがって、
黄耆、甘草、白花蛇舌草など
6種から8種を調合していただいたものです。
結構、香りがよく味も悪くはありません。
王医師の座薬はちょっと効き目が激しいので半分にして使用。
さすが痔にも効いているようです。
さらに1時間の「散歩気功」と、
「マクロビオティック玄米菜食法」を
毎食、やや厳しく徹底し、口から入れたら早く毒素を出す・・・
穴攻めの基本を愉しむわけです。

こんな素人考えで「あんたよく生き延びてきたな?」
と呆れる人もいるでしょう。
もちろん、簡単にガンが治るなどとは申しませんが、
排毒や保温効果を高め、
からだ全体が浄化される気分になることはたしかです。
即座に絶好調になるわけではありませんが
快食快便快眠となります。
手術後のダメージ、化学薬後のダメージと比較すれば、
ホリスティックで
本来の人間らしい延命法だと僕は思っているわけです。


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2007年9月3日(月)

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