元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1844回
神戸の「植物療法セミナー」

今回は、関西方面の方への、自然療法セミナーのお知らせです。
まえに、このコラムで、ドイツのレホルム運動という、
植物療法=フィトセラピーを中心とした、
自然療法について紹介しました。
ことしの3月、
ドイツ・レホルム運動の重鎮シルヒャー教授を招き、
僕が司会をして池谷敏郎医師、川嶋朗医師、大島櫻彩さんたちと、
パネルディスカッションも開きました。

レホルムなどというと、ドイツ語がわかる人にはいいのですが、
大抵の日本人にはなじみが少ない言葉です。
しかし、ドイツ語の綴りで書けばわかりやすく頭に入ります。
レホルム=Reformです。英語で言えば「リフォーム」。
「改革」「改善」を意味するドイツ語です。
110年ほどまえに、クイックな(便利な)社会に反省を促して、
各地に自然回帰の施設、店舗や教育機関をシフト。
400種類の薬草を基盤にして推進されたのが、
ドイツ流「食の改革」運動が「レホルム」です。
いま流行っている植物療法のハーブや
プロポリスの源流がここにあります。

そして、このドイツ植物療法の根本思想が、
薬草などで肉体と精神のバランスがとる
ホリスティック(全体)療法=ヒルデカルト医学というものです。
ヨーロッパ一の賢女と呼ばれ、ベネディクト女子修道院長であり、
思想家、宗教学者、作曲家、詩人、チャネラーとしても有名な
聖ヒルデカルトが12世紀に確立した自然療法医学です。
薬草療法、心身療法と言うと、
東洋医学の専売特許のように見られがちですが、
西洋医学の本拠であるドイツには、
実に論理だった自然療法の伝統があるのです。

さて、そのヒルデカルト医学の研究家として活躍中の
ペーター・ゲルマン氏がこの10月に来日し、
本場ドイツ植物療法の講演をすると言うのです。
セミナーの概要は次の通りです。

●ペーター・ゲルマン フィトテラピーセミナー 
〜ドイツからの植物療法=『予防の為のハーブ』〜
・日時・10/8(祝)  午後12時30分〜
・場所・神戸市立布引ハーブ園 森のホール
・受講料 ¥2000-
・主催・ヒルデガルトフォーラムジャパン
・協賛・国際植物療法協会・ノイホルム研究所  その他

ちなみに講演者のペーター・ゲルマン
(Peter Germann)さんの略歴は以下です。
《ドイツハイルプラクティカー連盟(BDH)副会長。
1995年、植物治療における
特別な功労を認められ
Clemens-von-Bnninghausen- Medailleを受賞。
民族医療協会”Gy・zhi”植物治療の学校”を設立。
民族薬理学、民族植物学、虹彩学などの指導を行っている》

「植物は様々な成分によって,私たちの心身の歪みを取り除き、
自然治癒力を高めてくれます。
山に咲く花、道端に生える草、
今まで見過ごされてきた植物の隠された力を
もう一度、見つめなおしてみませんか?」というもので、
古楽器の演奏会や薬草植物画のアート展も併催されます。
ダイエットに、美容に、そして健康維持に、
アロマセラピーなど植物療法を続けている方、
また、フィトセラピーを職業となさっている方は、
いいチャンスです。
興味があれば、とくに関西の方は参加してみてください。

なお、このセミナーの主催者は、
神戸でフィトテラピーサロン「ディ・エステ・ガーデン」を
経営している平垣美栄子さんです。
平垣さんは、僕も参加しているレホルム運動の
ノイホルム研究会のメンバーです。
問い合わせやお申し込みは、
ディ・エステ・ガーデンのHP1を見てください。


1 http://www.therapie.jp/


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2007年9月14日(金)

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