元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1848回
続・マクロビオティック大特集

いま発売中の「いのちの手帖」第4号は、
期せずして、いま話題の食の知恵=
マクロビオティック玄米菜食法の大特集となってしまった
という話の続きです。

好評連載の野口節子さん(元・島村トータルクリニック・
穀物菜館館長)「体にやさしいマクロビオティック
料理教室 おかずになる汁&スープ」をはじめ、
オレンジページの編集長・山本洋子さんの協力で構成した
「わくわくレシピ マクロビオティック・スタート・ブック
おすすめの一品 豆腐ステーキ弁当」は、
カラーページに登場です。

さらに、エッセイ特集企画の
「自然のパワーをいただきま〜す」には、
山本洋子さんのほかに、
マクロビオティック料理の達人で、
この7月に自らのレストランを開店した
遠藤京子さんによる開業までの苦心と志を綴った、
読み応えのあるエッセイが掲載されています。
さわりを紹介しておきましょう。

           *

マクロビオティック料理の奥深さに魅せられて
食堂経営を決意するまで   遠藤京子

東京・目黒に自然食品店「あらいぐま」を
開業して四年あまりが過ぎました。
この七月三日には、店舗の奥にマクロビオティック食堂
「あらいぐまの台所」1・2を、併せてオープンします。
それまで手がけてきた編集・出版の仕事とは
まったく縁のない飲食業を始めることになったのは、
六年前の2001年、
母と妹が相次いで亡くなったことも理由の一つでした。
私は四人家族で育ちましたが、
両親と八歳年の離れた妹は、
すでに皆、病気で亡くなっています。
私には、食生活がその原因ではないかと思われてなりません。
 父方の祖母は、四十代で腎盂炎のため亡くなっているので、
直接は知らないのですが、
大正時代に横浜の花月園内で、
カフェを経営していたとのことでした。
そのためか、父の食の好みは、洋食に偏っており、
私が育った家の献立に、和風総菜が並ぶということは、
ほとんどありませんでした。

食卓には常にバターが置いてある、
"バタラー"一家でした。
煎餅でも焼きのりでも、
何にでもバターを塗って食べました。
父は、胆石・動脈硬化・高血圧・痛風と、
生活習慣病とされるものをいくつも抱え、
六十代半ばで、心筋梗塞発症後、五年で脳梗塞となり、
最後は胸に空けた穴から息をしていましたが、
それがだんだん弱くなって、亡くなりました。
酒飲みだったわけでもなく、
母は父のことを「脂で死んだ」と言っていました。(以下略)

          *

話は、さらにご自身や家族の食生活から、
お店を始めるまでの苦心・工夫の体験が明かされますので、
玄米菜食を食べに行く方はもちろん、
「私もお店を開きたい」と考えている人にも
必ず役立つエッセイです。読んでみてください。

なお、最新号「いのちの手帖」の詳しい目次一覧は、
このコラムの第1817回に紹介しましたので、
興味のある方は、ここをご覧いただきたいと思いますが、
お問い合わせ、購読希望の方は、別掲の購読の手引き=
◆季刊「いのちの手帖」及び「ガン延命学 新書」の購読の手引き◆

にしたがって、ご連絡ください。
詳細はスローヘルス研究会編集部の方から返信いたします。


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2007年9月18日(火)

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