元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1856回
薬が治癒を遅らせる?

いま発売中の「いのちの手帖」第4号に掲載されている
東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニックの
川嶋 朗医師による
ホリスティックなエッセイの話の続きです。

タイトルは、
◆いきいき診察室         
「人は自然から遠ざかるほど
病気に近づく」というものです。
実に分かり易く、ガンの複雑さ、
その複雑なガンの治療の基本や
発想の原点が書かれていますので必読です。
もう少し、このコラムの読者のみなさんのために
紹介しておきましょう。

        *

予防でも同じことが言えます。
外的な刺激で遺伝子に傷がつき
毎日異常な蛋白が産生されますが、
免疫の監視機構が癌の発症を抑えています。

われわれ医療従事者は
それ以外の方より
感染症の患者さんと接する機会が濃厚ですが、
有意にかかりやすいとはいえません。
免疫力の差というかもしれませんが、
その差はどこから来るのでしょう?
やはり遺伝子でしょうか?
単に遺伝子の問題だけではかたづきません。

健康とは、恒常性(ホメオスタシス)が
維持されている状態です。
我々は身体に何か異変が起きそうになっても、
また起きたとしても元に戻す力を持っているのです。
これが自然治癒力です。

この自然治癒力に関連した要素は
神経系、内分泌系、代謝系、免疫系などです。
しかもこれらは独立した要素ではありません。
互いに協力し合っているのです。
たとえば強いストレスにさらされると
交感神経系が刺激され、
脳や副腎からホルモンが出て
血糖値を上げたり、血管を収縮させたり、
顆粒球を増やしたりします。
つまりこれらのシステムが正常に働かなくなれば
健康の維持ができなくなってしますのです。
薬剤はときには我々を助けてくれます。
しかし、その反面、自然治癒を妨げてしまうこともあります。

風邪をひいたら皆さんはどうしますか?お
医者さんに言って薬をもらいますか?
でも、実は風邪を治す薬などないのです。
それどころか薬が治癒を遅らせる、
あるいはもっとひどい状態にすることすらあるのです。(以下略)

         *

このあと、川嶋先生の「人は自然から遠ざかるほど
病気に近づく」話はまだまだ続くのですが、
詳しく読みたい人は「いのちの手帖」第4号をどうぞ。

ちなみに、最新号「いのちの手帖」の詳しい目次一覧は、
このコラムの第1817回に紹介しました。
普通の雑誌では読めない、実名実話が満載されています。

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2007年9月26日(水)

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