元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1857回
病院より南国の島がいい

先日、幸運なことに台風11号、
12号の間隙を縫うようにして、
1週間ほど、石垣島と西表島 そして沖縄本島などを
孫娘を連れてめぐってきました。
宿泊のベースは、リゾート施設で有名なCLUB MEDの
石垣島カビラ1にとりました。

昨年は、やはり孫娘を連れて
バリ島のCLUB MEDに行ったのですが、
この施設が便利なのは、
プールやマリンスポーツが整っているだけでなく、
食事も和洋中華・各国バイキング形式で選択自由、
また小さな子供も預かって遊んでくれる、
キッドクラブが充実していることでしょう。
ですから、僕たち夫婦のように孫連れの家族だけでなく、
子育てに大変な若い夫婦がたくさん来て、
思う存分、スキューバダイビングや
スノーケリングを楽しんでいました。

まあ、僕たち夫婦は、孫のお守を兼ねて、
プールで泳いだり、プールサイドに寝そべって本を読んだり、
癒しの島 石垣島ライフを満喫してきたわけですが、
ここにいると不思議と体調不良が改善されて快適なんです。
別に、癒しの気のエネルギーが溢れているからだなどと
もっともらしいことは申しません。
たしかに、石垣島の夏は蒸し暑いのですが、
海風がさわやかですから、東京の猛暑多湿の中で、
気持ちの悪い冷房生活を送っているよりは、
体がゆったりと自然に過ごせることを実感します。

このコラムで何度も書きましたが、
僕は、この梅雨時あたりから、体調が崩れ、
病院で検査したら、
食道ガンは無事に治まってくれていたのですが、
胃に潰瘍が出ているから、手術しろなどと
いわれて、いささかガックリしたものでした。

僕は、これまでわが身をあまり痛めつけないように
食道ガンも切らずに9年延命できたわけですから、
「先生、もう9年も生かしてもらったのですから光栄です。
いま67歳で、男の平均寿命まであと10年ですから、
ここで手術したり化学劇薬を飲んで、苦しんで生き延びるよりも、
今までどおり、漢方や食事療法、温熱養生法で行かせてください。
ここまでガンをなだめながら一緒に生きてきたわけですから、
これからもガンと『同行二人』と考えて、
ゆったりと生きていきたいと思います」
といって、きっぱりと手術は断りました。

医師は胃ガンでも内視鏡手術も可能ですよ、
胃の場合は食道ガンとは違って切開手術も簡単です・・・
といって、例によって、さかんにガン標準治療を奨めましたが、
これまでに内視鏡手術で腫瘍を取りそこなったといっては、
開腹手術をされ、そのダメージで体力を消耗し、
また再発転移。
苦しみの果てに命を縮めていった人を
何人も見てきましたから、
今回も頑として手術拒否をお願いしました。

とはいえ、患者は弱いものですから、
心配が無いといえばウソになります。
しかし、僕のガンとの「同行二人」の長い体験からいっても、
検査で数値が上ったり、潰瘍が発見されたといって、
すぐに医師の言いなりになって、
過酷な手術や抗ガン剤を焦ってやることはないと思っています。
腫瘍や潰瘍などは、その人の日々の体調によって
出たり入ったりしているものでしょうから、
やはり、体調を整える、体を冷やさない、
とくに「心身を温かくする」生活の工夫を心がけることで、
まだまだ延命できると考えたのです。

ま、そんなこともあって、
死臭の漂う(?)病院などに長居するより
南国の島で海風を浴びながら、温かくのんびり過ごす方が
よほど、体調管理によいはずだと判断して
石垣島に飛行機で飛んだわけです。

1 http://www.clubmed.co.jp/kabira/index.php


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2007年9月27日(木)

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