元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1858回
続・病院より南国の島がいい

死臭の漂う(?)病院などに長居するより
南国の島で海風を浴びながら、温かくのんびり過ごす方が
よほど、体調管理によいはずだと判断して
石垣島に飛行機で飛んだ――、

台風11号、12号の間隙を縫うようにして、
1週間ほど、石垣島と西表島 そして沖縄本島などを
孫娘を連れてめぐってきた――という話の続きです。

石垣島は沖縄本島から
南西におよそ400キロ。
台湾とほぼ同じ緯度にある亜熱帯の島です。
9月は1年で最も台風の多い季節ですが、
石垣島、西表島など八重山諸島で暮らすことは、
間違いなく温かく優しい力に包まれます。

息子夫婦たちは、孫娘を僕たちに預けて、
ダイビング、カヌーなどマリンレジャーも楽しんでいましたが、
三世代揃って、隣の西表島にも遊びに行きました。
石垣島から船で40分、隣の西表島は、
イリオモテヤマネコやマングローブなど
自然の動植物の宝庫として有名ですが、
なんといってもおすすめは、
船で沖に出て、サンゴ礁の海底を眺め、
たくさんの熱帯の魚を見ることでしょう。
心癒されるものです。

石垣島でも川平湾をグラスボートで巡って
サンゴ礁を観察できますが、
西表島の方が海の水が澄んでいてそれは
別世界のように素晴らしい光景です。
テーブルサンゴなどいろいろな種類のサンゴが海の森となって
その間を縫うようにカクレクマノミをはじめ
ブダイなどの大きな魚がゆったりと泳いでいます。

また、西表島の脇にある島・由布島に
水牛の引く牛車で海の干潟の道を
渡って行くのも楽しいものです。
多くの若者たちが、ウシにひかれて
御者であるオバアの三線と「涙そうそう」の歌に酔いしれながら、
牛車に揺られて・・・とても嬉しそうです。
東京で感じるイライラなど吹き飛んでしまいますね。

日本最南端の温泉「西表島温泉」1もあります。
露天風呂、ジャグジー、岩屋サウナ、
ファミリープールと揃っており、
●泉質は、淡褐色。
ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉(低張性−中性)
●効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、
慢性消化器疾患、動脈硬化、冷え症・・・などだそうです。

こちらはまだよい環境が残っているだけでなく、
食材が自然で、果物は勿論ですが、
野菜が美味しいのには助かりました。
名産のゴーヤだけでなく、大根も人参も手作り無農薬野菜が多く、
素朴な家庭料理が味わえます。
自家製手打ち麺を使った八重山そばは、
コシがあって、
無添加・自家製麺とあっさり味のスープがいいですね。

やはり、「猛暑多湿の東京で冷房生活を送っていると、
体が冷えて体調が悪くなる」・・・ということが、
島で生活しているとよく分かります。
とにかく、環境全体が「温熱療法」であり「自然食療法」であり
「自然呼吸法」というわけです。
あわてて、病院に駆け込んで、化学劇薬を貰ったり、
温熱療法などやることの愚かさがよくわかりました。
すっかり元気になりました。
真冬といっても気温は20度くらい。
よーし、この冬も石垣島で温かく過ごして
もう少し長生きしようと考えているところです。


1 http://www.iriomote.com/


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2007年9月28日(金)

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