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         第1867回 
          中高年の前立腺ガンが激増! 
        最近は、ガンの定期健診も普及してきたというのに、 
          乳ガンの患者さんは500人に一人、 
          子宮ガンは1250人に一人といわれ、 
          まさに、このふたつの女性ガンが急増というわけで、 
          いま発売中の「いのちの手帖」第4号の巻頭の対談= 
          逸見晴恵さん VS イディス・シーさんによる 
          「●ときめき対談● 子宮ガン、乳ガンを超えて―― 
          もっと、わくわく、 もっと、輝いて・・・ 
          〜この10年は”生きがい探し”の旅でした〜」 
          という20ページの大特集が話題を集めています。 
        一方、男性特有のガンである、 
          「前立腺ガン」による死者の方もふえつづけており、 
          2020年には男性のガン死亡率一位の肺ガンにせまる 
          といわれています。 
        というわけで今回は、やはり同じ「いのちの手帖」に特集された、 
          ブラキセラピー療法で前立腺ガンを克服して3年、 
          翻訳家の藤野邦夫さんの寄稿による 
          「最前線医学情報」について紹介したいと思います。 
           
          「急増する前立腺ガン、子宮頸ガン、食道ガン・・・ 
          10年治癒率で優れているブラキセラピー療法」と題する、7ページに渉る特集です。 
        難しい前立腺ガン手術より、 
          放射線によるブラキセラピー療法の方が、 
          ダメージが少なく、短期間で出来る治療として、 
          アメリカなどでは主流になりつつあるという、 
          日本の大病院でもなかなか教えてくれない、 
          情報が満載されていますから、 
          前立腺ガンに悩んでいる方はぜひ一読してみてください。 
        藤野さんは、自らの体験のみならず、 
          最新のガン治療をはじめ、 
          数々の医療関係翻訳書を手掛けているため、 
          忙しすぎる医師より世界のガン医療に対する 
          豊富な知識を持っている方です。 
          「ホリスティック医学」に関する翻訳も多く、 
          日本のドクターが集まるセミナーや 
          各地の大学でも精力的に講演をしています。 
          著書に「前立腺ガン 切らずに治した」 
          訳書に「手の500万年史」(フランク・ウイルソン著) 
          「死と老化の生物学」 
          (A・クラルスフェルド&F・ルヴァ)など多数あります。 
        藤野さんの「急増する前立腺ガン、子宮頸ガン、食道ガン・・・ 
          10年治癒率で優れているブラキセラピー療法」と題する 
          レポートのサワリを紹介しましょう。 
                 * 
        1990年代の後半から、 
          世界の医療先進国の医療体制に 
          明確な変化が見られるようになりました。 
          それは患者の「生活の質」(QOL)を重視しようとする、 
          新しい医療姿勢の出現でした。 
          当時、アメリカから来日した医学者たちが、 
          「21世紀にはもう、 
          患者のQOLを考えない医療は成立しない」 
          と語ったことが、とても印象にのこりました。 
          その基本にあったのは、患者を壊れた機械でなく、 
          思考と意志と感情をもって生活する生命体として尊重し、 
          病気の質に影響をあたえようとする考え方でした。 
          それ以前の医療は病気の治療を優先するあまり、 
          患者が苦しむかどうかを気にもしませんでした。(略) 
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          続きは、また明日。 
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