元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1871回
ブラキセラピー療法は3泊の入院

年間に18万人と前立腺ガン患者の多いアメリカでは、
5万人の患者がブラキセラピーで治療を受けている――、

いま発売中の「いのちの手帖」第4号に特集された、
ブラキセラピー療法で前立腺ガンを克服して3年の
翻訳家の藤野邦夫さんによる
「最前線医学情報=
急増する前立腺ガン、子宮頸ガン、食道ガン・・・
10年治癒率で優れているブラキセラピー療法」と題する、
7ページに渉る特集の抜粋紹介をさらに続けます。

          *

世界では毎年、6万人以上の前立腺ガンの患者が
ブラキセラピーの治療を受けているそうですが、
この治療法のメリットは、
治療時間が3〜5時間もかかる手術にくらべて、
出血もなく1時間半前後で終わることでしょう。

日本では下半身麻酔か全身麻酔を使いますが、
治療の前後も麻酔がさめてからも、
手術とちがって、なんの痛みも気分の悪さもありません。

放射線の規制の厳しい日本では、
患者は治療の前日に入院し、
治療直後から個室に隔離されて
24時間の放射線管理を受けますので、
3泊4日の入院になります。

ところがアメリカでは、
患者は麻酔もかけずに治療を受け、
その日のうちに帰宅して、
すぐにふつうの生活をします。
2か月間は乳幼児をひざに抱いたり、
妊婦に長く接したりするなとか、
2〜3週間の性行為と
最初の5回の射精にはコンドームを
装着しろというような注意を受けますが、
QOLはまったく変わりません。

これにたいして手術は2〜3週間の入院と、
さらに1〜2週間の自宅療養を必要としますし、
神経を切断しますので性機能の完全な喪失と、
長ければ半年から、
それ以上にわたる尿失禁がつきまといます。
アメリカでは一時、
2本ある神経の1本を保存して
性機能を維持しようとする手術が実施されましたが、
この方法は再発率の高さに結びつくことがわかり
いまではおこなわれなくなっています。(以下略)

               *

さらに「ブラキセラピー療法は
子宮頸ガン、子宮体ガン、膣ガン、
舌ガン、口腔底ガン、頬粘膜ガン、食道ガンなどでも、
効果が上っている」というレポートが続きますが、
詳しく理解したい方は、
「いのちの手帖」第4号をどうぞ。

前立腺ガンのブラキセラピー療法の仕組みについては、
「いのちの手帖」では、図解による解説模式図、
さらに全国72施設の病院地図も
掲載してあります。

お問い合わせ、購読希望の方は、別掲の購読の手引き=
◆季刊「いのちの手帖」及び
「ガン延命学 新書」の購読の手引き◆
にしたがって、ご連絡ください。詳細は
スローヘルス研究会編集部の方から返信いたします。


←前回記事へ

2007年10月11日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ