元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1917回
乳ガンの温存手術とデトックスの効用(1)

朝日新聞の「患者を生きる」というコラムの
新シリーズ「がん」で、僕の友人の逸見晴恵さんの
ガン体験記が6回連載で始った――、
合わせて、いま発売中の「いのちの手帖」に掲載されている、
「●ときめき対談●逸見晴恵VSイディス・シー
子宮ガン、乳ガンを超えて
もっと、わくわく、 もっと、輝いて・・・」を読もう――、
という話の続きです。
「いのちの手帖」第4号に掲載の20ページ対談特集には、
病院や医師に聞いてもわからない、
女性ガンの悩みと問題点が次々と明らかにされています。
司会は、ガン克服9年の僕があたりました。
前回に続いて「いのちの手帖」の対談
「まだ根強い男性社会の“女性ガン蔑視”」
の内容を紹介します。

           *

逸見:日本でも乳ガンはすごく数が増えて来て、
羅患率の上位4位になっているそうです。
子宮ガンから乳ガンに行くって薬の影響とかあるんですか?

シー:私の場合、乳腺ガンですが、
転移ではなくて原発ガンなのです。
私が思うには体質的な問題で乳腺ガンになったと思います。
子宮頸ガンから一年後に乳腺ガンになってショックでしたが、
さらに真剣にガンとの付き合い方について考え始めたんです。
なぜ、転移じゃなくて
二回目のガンに罹ったのかということを考えました。
いろいろ考えた一つの答えとして、
自分は小さい頃から体が弱くて、免疫力が強くなかった。
それが一つの原因なのだと思ったのです。
ガンになる前もアレルギー体質で、急に頭がクラッとしたりとか、
前兆として、いつも免疫力がない症状があったということです。
よく、喉などに
口内炎のポリープがあちこちにでる症状があったので、
体質的にガンになりやすかったのではないか。
素直に受け入れざるを得ないという結論になりました。
というわけで、二回目は、より冷静に、
病院の治療にのぞみ、さらに食事や漢方療法を併用して、
体質改善と免疫力の向上をはかりました。

《乳ガンの温存手術とデトックスの効用》


逸見:乳ガンは温存手術?

シー:二回目のガンですから、治療の選択は慎重に考えました。
医者は全摘出か、広い範囲の部分摘出をすすめましたが、
それは拒否しました。
自分の治療方針をどう持って行くかについては、
出来るだけ自分の体を傷つけない、
ダメージを出さない治療の組み合わせを選択しようと考えました。
結論として選んだ治療というのは、
部分切除+放射線治療+抗がん剤治療でした。
ただ、抗がん剤はとても副作用が激しく、
免疫力も落しましたので、
漢方複合薬の天仙液を併用しました。

司会:西洋医学と東洋医学の併用ですね。
僕の治療の選択と同じです。
体をなるべく傷めない治療を選択する、
その考え方は、とてもベターだと思うんです。
僕も長い間、ガンにつき合ってきて思うんですが、
手術、抗がん剤、放射線といった治療は、
病巣を切り取る、局部を取り除く効果はたしかにあるでしょうが、
同時に正常な細胞や臓器も痛めつける。
人間の機能を低下させる荒療法だと思うんですね。
それが今、ベストである、
標準治療であると医師サイドは正当化しているわけですが、
患者にとっては、こんな荒っぽい治療しかないのかと、
やがて愕然とするわけです。
長いことガンをやっている患者やシーさんや逸見さんのように、
なるべく傷つけないで機能を高める、
いわばホリスティックな療法を考えつくのが当然だと思います。

          *

続きは、また明日・・・。


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2007年11月26日(月)

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