元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1931回
「心の入り口」「魂の入り口」

帯津さんの診察の中で、
もっとも、多くの人たちに効いているのは、
帯津さんの「心の講話」ではないかと思っている――、
いま、出版されている本の中にも出てくるように、
さかんに「別に薬もいりません。
先生にお会いするだけでいいんです」
といって、延命している患者さんがたくさんいる――
こうした患者さんは、じつは帯津講話や帯津本の熱心な読者で、
帯津さんの病院に行くときも
「入り口」が違っているのだなあ、と僕にも分かってきた――
帯津さんのところには、目に見えない「心の入り口」がある――、
という、ちょっと、判じ物めいた話の続きです。

僕にしても、帯津さんのところに行くと、
診察を受けたり、検査をお願いしたり、
薬を処方していただきますが、
むしろ、先生に人生相談に行くような気持ちで出かけております。
不思議なことですが、帯津さんのニコヤカなお顔と、
独特のトーンの話し方を聞いて帰ると、
ゆったりとしたエネルギーが全身に湧き上がってきて、
身も心も温かく、パワフルになってくるのです。

なんだか「帯津教」の信者みたいな話に
曲解されると困るのですが、
本来、こうした雰囲気・・・、
帯津流にいえば
「良いいのちの場」で培われるのが「医療」であり、
「病院」だったのでしょうが、どの大病院にいっても、
患者は「壊れた機械です」といった荒治療を強行します。
患者の方も、それが当たり前のように慣れてきておりますから、
帯津さんの有難い一言に癒されたなどといおうものなら、
失笑を買いかねません。
しかし、これは長い長い闘病では大切なことなのです。

たとえばの話ですが、帯津さんの病院に行って、
手術や抗ガン剤の話、そして漢方や代替療法の
「医術のノウハウ」の話ばかりしている人は、
帯津さんの病院の2階から入って行くような人だと、
僕は思っています。
少なくとも、気功や食事などの養生の話が出来る
1階の入り口から入って、じっくり先生と相談する方が
パワーがもらえると思います。
さらに、ほんとうにパワーに満ちて帰りたいと思うならば、
帯津さんの病院の
「心の入り口」から入ることが大切だと思います。
その「心の入り口」とは・・・、じつは「地下」にあるんですね。

えー? 帯津三敬病院に「地下の入り口」はないよと、
早トチリしないで下さい。
もし、あなたが帯津医師の本を5冊以上読んでいる人だったら、
ハハーンと、
帯津さんの「心の入り口」のありかが分かると思います。
帯津さんの「ガンを治す大事典」や
帯津良一のがんに打ち克つ「いのちの手帖」
といった本を読んだ人なら、
先生がホリスティック医療の仕組みを
「いのちの家」として分かりやすく図式している、
イラストを必ず見ているはずだからです。
その「いのちの家」とは、1階が「食事」と「気功」の部屋で、
2階が「西洋医学」と「代替療法」と
「東洋医学」の部屋に分かれていて、
その「いのち全体」の土台になっている地下に
「心」の部屋を置いています。
この「いのちの家」に入ってパワーを上げたいと思うなら、
ぜひ、地下の入り口=心の入り口から入って
「心」の部屋に向かう・・・。
これぞ、帯津さんの病院に伺うヒケツだと、
僕は思っているわけです。

「心の入り口」から入ることは難しい事ではありません。
とくに最近出ている
死を思い、よりよく生きる
いのちの力
静けさに帰る
といった帯津本は、
まさに「いのちの家」の「心」の部分について、
お坊さんや学者や作家と縦横に語っておられるものですから、
ぜひ、熟読玩味してみましょう。
「心の入り口」はどこか?
帯津さんの本をよく読んでいる人なら
直ぐに分かってくるはずです。
良い医師や良い友人と一緒に生命の場を高めることが、
いかに納得のいく人生を貫ける近道であるか、
それが分かってきます。
最近の対談本を読んでいると、帯津さんは
「いのちの家」の地下一階にある
「心」の部屋の話ばかりではありません。
そのまた下の根底にある「魂」の部屋の話にも
踏み込んでおられます。
ぜひ、目には見えない
「心の入り口」から入るようにしてみましょう。
帯津さんの唱える「ホリスティック医学」が、
いかに本当の『いのち学』であるかを
全身全霊で直覚出来ると、
僕は患者の一人として思っているわけです。


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2007年12月10日(月)

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