元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1930回
帯津さんの病院の入り口は?

僕の主治医の帯津良一医師の療法とは、
フツーの大病院の医師とは違って、
体だけでなく、心も魂も、人間丸ごとを見る、
いわゆる「ホリスティックな医学」に基づく、
まったく新しい「いのち学」なのですね。
このコラムを読んでいる読者なら、
そうしたことはじゅうじゅうに分かっていると思いますが、
とくにガンのように、ただ病巣を切りまくる、
「機械式の医療」では、とてもとても直らない。
突発性老化病といいますか、
人間の因業病でもあることが、ガンが増えれば増えるほど
多くの患者にも理解されはじめたようです。

というわけで、手術と抗ガン剤と放射線という
治療法の手立てを失うと、フツーの大病院では
どんなガンの患者にも「余命3ヶ月」とか
「半年です」とかいって、
「緩和病棟でモルヒネのお世話になりなさい」といって、
放り出してしまうわけです。
患者は、ようようのことで、仕方なしに、
免疫療法とか漢方療法とか、役所が「標準治療」と認めていない、
代替療法にすがるわけですが、
もう、そのときはガンそのものではなく、
連続手術の後遺症や抗ガン剤の連発投与で、
いろいろな臓器がガタガタに痛めつけられている・・・
そうしたケースが多いわけです。

もちろん、一つの腫瘍が切り取られたり、
化学劇薬で病巣が壊滅されれば、
それはそれで有難いことでしょうが、
その治療の余波で、他の臓器が痛めつけられ,
回りの臓器や、血液やリンパ液に潜んでいたガンが暴れ出して、
心臓や肺や脳といった中枢臓器に飛び火すれば、
いかなる化学劇薬はむろんのこと、
古代から伝わる数千年の秘薬、秘法といえども、
ガンの浸潤を食い止めるパワーは少ないものとなるでしょう。

ですから、ガンになった人も、ガンに不安を覚える人も、
ただ、切ったり、叩いたり、焼いたりする
治療にすがるだけではなく、日ごろからガンに負けない
体質作りに励む、食事や呼吸法などの養生が
必要になってくるわけです。

というわけで、日本で唯一ともいえる
帯津先生の病院にわんさと患者が押しかけることになります。
僕もこの病院に通って、来年で10年目を迎えます。
帯津先生の養生の得意技は、気功と最近はホメオパシーですが
僕は、これには余り熱心でありませんが、
帯津医師の処方してくださる漢方の煎じ薬が、
ぴったりとぼくの体質や症状に合うこと、
また玄米菜食を続けていることが、
なんども再発や転移、
多発原発の危機を乗り越えさせてくれました。
ですから、帯津先生のいう養生を全部、
マニュアルのようにこなせば、
ガンを撃退できるものではないと、僕は思っております。
それぞれ患者が自分の体力や嗜好に合う養生法を
帯津さんと相談して日々励行する・・・
この地道な心身のエネルギーの発揚が、
ガンを克服するといいますか、
ガンと「同行二人」で仲良くしていく
ヒケツではないかと勝手に思っているわけです。

さらに、最近、帯津先生の近刊著書の読みすぎでしょうか、
帯津さんの診察の中でも、もっとも多くの人たちに効いているのは、
帯津さんの「心の講話」ではないかと思っています。
いま、出版されている本の中にも出てきますが、
さかんに「別に薬もいりません。
先生にお会いするだけでいいんです」
といって、延命している患者さんがたくさんおられます。
こうした患者さんは、じつは帯津講話や帯津本の熱心な読者で、
帯津さんの病院に行くときも「入り口」が違っているのだなあ、と
僕にも分かってきたのです。
帯津さんのところには、
目に見えない「心の入り口」があるのです・・・。


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2007年12月9日(日)

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