元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1978回
ガンは「数字」より「直感」だ

長年、ガンの検査を受けていると、
うんざりすることがあります。
やれ、レントゲンだ、内視鏡だ、CTだ、マーカー検査だと、
最新技術と称して、
薬漬けと共に検査漬けにあうことです。

悪いところはないか、
悪いところはないかと探すわけです。
大腸にポリープがあれば、
さあ、内視鏡手術で切りましょう。
胃に潰瘍があれば、
さあ、切開手術は簡単です・・・といって、
昔の医者のように、丁寧に触診、問診するのではなく、
ひたすら「数値」と「写真」だけを眺めて、
手術と化学劇薬の投与を強要します。
とくに若い医師はろくに、患者の顔を見ていません。

ま、人間、40歳過ぎると、
どこかの臓器や器官が少しずつ壊れてくるもので、
僕の長年の体感でわかるのですが、
風邪を引いたり、体が冷えたり、
ストレス過剰だったりすると、
決まって、体の数値など悪く出るものです。
僕の尊敬するある代替療法の先生がよくいっていたのですが、
「おかしな薬は飲むことはない。
風邪なんて、体を温かくして
2、3日、ゆっくり寝ていれば大抵は治るものだよ」と。
しかし、いまの機械式の西洋医学至上主義の時代、
こんなことを言えば、
とんでもないヤブ医者だと
指弾を浴びてしまうのがオチでしょうが、
じつは、人間の免疫力とはたいしたもので、
そうそう自然治癒力を馬鹿にしてはならないと僕は思います。

まえにも書きましたが、
昨年の夏、全身がだるくなり、
大きらいな内視鏡で検査を受けたら、
食道のガンは問題なかったのですが、
胃に潰瘍が4発ある、
胃ガンの原発のようだから「切りましょう」と
すかさず、医師から迫られたのです。
別に、胃や背中に激痛が走ったりする自覚はないので、
「先生、70歳を前にして手術もないでしょう」と拒否して、
まえから続けている「漢方せんじ薬」で、
しばらく様子をみることにしました。

どうも、僕の体感では、
冷房病で体が冷えたのが、
体をだるくしたのだろう、
きっと、胃の潰瘍も出たのだろう、と思って、
この10年、続けてきた
「漢方せんじ薬」+「漢方複合薬」+
「マクロビオティック玄米菜食法」を日々、
徹底的に実行したわけです。
さらに「漢方複合薬の座薬」も使い、
とにかく「冷えは病気のもと」と判断して、
寝るときは湯たんぽ、
また、びわの葉温灸器を使い、体を温める――、
外出のときは、
夏でも電車やホテルは強烈な冷房完備ですから、
携帯カイロの持参は欠かしませんでした。

で、どうなったかといいますと、
自宅での徹底養生のおかげでしょう、
別に胃の痛みも起らず、
快食、快便、快眠となり、いい調子だなと思いつつ、
再検査、再々検査を受けたら、
血液検査のマーカーも正常値に戻り、
潰瘍らしきものも消えてしまったのです。
どうも、僕の患者としての「直感」の方が、
医師の「数字」それも「あとづけ数値」より
正しかったのですね。(^0^)

その「ガンは冷えが大敵」
などという処方を病院は教えてくれません。
こんなことを教えても、
診察の点数にもならないわけですから、
いまの患者は、いわゆる「おばあちゃんの知恵袋」式の
日常の養生法を自分で編み出さなければ、
とにかく、検査漬け、薬攻めで、
大抵が、ガンそのものではなく、
抗ガン劇薬や連続手術の後遺症で
いのちを縮めてしまうわけですから、
ガンは「数字」より「直感」が大事だと
つくづく思ったわけです。


←前回記事へ

2008年1月26日(土)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ