元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1979回
いのちもお金も「直感」!

検査漬け、薬攻め・・・、
大抵が、ガンそのものではなく、
抗ガン劇薬や連続手術の後遺症で
いのちを縮めてしまう――、
長い長いガン延命法とは、ただ病院の「数字」を妄信したり、
病院任せ、医師任せにするのではいけない――、
患者の「直感」がとても大事だという話の続きです。

僕たちは知らず知らずのうちに、
医療検査器は万能だと信じ切っていますから、
なんでもかんでも「数字」が悪ければ、メスで切りましょう、
劇薬で叩き殺しましょう・・・と
患者をまるで壊れた機械のように扱う、
いまの西洋医学に盲従するクセがついてしまっています。
患者ばかりではありません。
ほとんどの医師が、昔のように問診、触診で病気が判断できず、
ひとり一人の「患者」を見るのではなく、
検査機器の「数字」を見て仕事をしているわけです。

これぞ、医療点数制度の欠陥でもありましょうが、
それよりも、患者も医師も、自覚すべきは、
この100年ほどで発展した西洋医学などでは
まだまだ解明されていない「いのちの謎」が
たくさんあるということです。
僕はガンを切らずに10年延命してきましたが、
これほど「ミステリアスな老化病」はないわけですから、
簡単に「手術」や「劇薬」で治るものではない。
いや、機械が算出した「数字」などでは、
とても複雑化したガンの正体などつかみきれないし、
僕のケースのように
ストレス性の胃潰瘍まで「ガン」と判断してしまう
「数字」を、機械は出してしまうこともあるわけです。

僕が、長い長い闘病で、思い知ったのは
「数字」より「直感」を大事にして養生すれば、
もっと自然に長生きできるのではないかという事でした。
おかげで自分の「直感」を大事にし、
自分の自然治癒力を高める養生法を
日々積み重ねて行くことで
「切らずに10年」延命できたわけですから、
こうした温かくて和やかな療法を、
スローヘルスと名づけたのは間違いがなかったと思っています。

もし、あなたがガンになってしまったり、
ご家族が体調不具合で悩んでいるとしたら、
「数字」だけでなく、もっと「直感」を大事にして、
食事法、温熱法、呼吸法といった、心身によい
日々の養生法を徹底することをお奨めします。

僕の主治医の帯津先生は、心のときめきや、
喜びの躍動エネルギーが、病状を回復させるパワーとなる
といっておられますが、まさに、人間のいのちで大切なのは、
第一が「直感」で、検査の「数字」などは、
その次に考えるべきものだと、僕は考えています。

最近、何人かの医師が「冷えが病気のもと」
「体を温めれば病気は治る」というようになりました。
「なんだ、そんなことか」という、当たり前のことが、
僕たちは、毎日毎日、実行できないから、
風邪を引いてガンを悪化させたり、検査漬け、薬漬けの末に
「余命半年です」といわれて、いのちを縮めている――、
じつは、これが「ガン闘病」の真実ではないでしょうか?

さて、世の中では、便利主義が常識、
拙速主義が当たり前とされておりますから、
こと、医療に限らず、経済予測や企業経営予測、
さらに、HIQのみなさんが興味津々の株式予測まで、
「数字」が先行して、
評論家とやらが「あとづけの数字」を組み合わせて、
「だから株が下がる」「だから日本経済は危ない」など、
「数字」妄信のいい加減な情報を流しまくるわけです。
しかし、「いのち」はもちろん
「お金」の情報を受ける僕たちは、
「数字のマジック」に騙されてはいけないのです。


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2008年1月27日(日)

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