元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1982回
顔を見れば病気がわかる

久しぶりに、マクロビオティック食養指導者である
山村慎一郎さんから、著書が送られてきました。
山村さんについては、
このコラムで何回か紹介してきましたが、
アメリカのクシ・インスティテュートで
本格的にマクロビオティックを学び、
帰国後、岩手・盛岡で「ゴーシュ研究所」1を開き、
望診法をベースにした食事指導を始め、
現在は、マクロビオティックの総本山である
日本CI協会や正食協会のほか、
全国を巡り、食養講座で講師として活躍中です。

送られてきた本は
自分の顔を見るのが好きな人は病気になりにくい
というもので、
「内臓の不調は、必ず顔にあらわれる」とする
望診法から、マクロビオティックに基づく食事指導をし、
病気や美容の手助けをしているわけです。

たとえば「目の下のクマは腎臓機能の衰え」
「あごのふきでものは生殖器の不調」を表すので、
この顔の変化を読んで体の悪いところを知り、
それを改善する食事法をとりましょうというものです。
どうです?
なにか気になる話だと思いませんか。

とにかく、いまはガンをはじめ、
アレルギーやメタボリックシンドロームから
種々の内臓疾患まで、病院に通ってもなかなか改善されない
いわゆる慢性疾患が蔓延。
どの病院もまるで患者を機械の修理のようにしか扱わず、
「病気を診て病人を診ない」治療が横行しています。

おまけに長寿の時代となって、「元気に長生き」どころか、
長寿難病、長寿災難のような生活を強いられる時代
となってしまいましたから、
結構、「望診法」と「マクロビオティック改善」が
女性の間で人気になっているようなのです。

望診法とは、いわば観相術と食養生法を組み合わせた
体質改善法ですが、
江戸時代中期に観相術
(人相や手相で運命や病気を判断する法)で活躍した
水野南北(みずのなんぼく)から
影響を受けたもののようです。

水野南北は、顔を見ることによって、
人の体質や病気をはかり、食事の改善をすすめ、
ついに「食は運命を変える」と達観した人ですから、
山村さんも、ここからヒントを得て、
また米国で習得してきたマクロビオティックの食養生法を
組み合わせて、独自の「望診法」を編み出したわけでしょう。

では、この本の内容はどんなものか?
なるべく判りやすい事例から少し紹介しておきましょう。

たとえば、テレビのニュースなどで、
中高年の政治家や財界人の顔が大写しされ、
よく眼の下に大きなクマを作っている人がいますね。
僕は、ああ、この人も連日の酒宴や仕事のストレスで
そうとう内臓がイカレテいるな!
こんな人たちに国の運命を任せておいて大丈夫かなあ?
と思って眺めているのですが、
ずばり、山村さんの本では
「目の下のクマは腎臓機能の衰え」だと診断されています。

続きはまた明日・・・
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」
と思うのは自由ですが、
気になる人は読んでみたらどうでしょう。


1 http://www.goash.jp/


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2008年1月30日(水)

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