元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1988回
マクロビオティックと「温暖化・食糧危機」(3)

いま発売中の正食協会の月刊誌「むすび誌」2月号の
巻頭特集
「マクロビオティック革命――新たなネットワークの時代に
家庭から静かな生活革命を」という座談会に続いて、
同誌に連載中の僕の友人の花井陽光さんの
「ついのすみか」というコラムも、続けて紹介します。

この二つを続けて読むと、個人個人の体の改善のみならず、
いま、皆が直面している
「温暖化や食糧危機」の問題を解決するためにも
マクロビオティックによる「正食」がいかに大切であるか――、
が、しみじみと判ります。

この号の花井さんのコラムは
「戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる」
というタイトルで、前号に続いて、
地域の反原発から環境問題のNPO活動を続けている
未来バンク事業組合代表の田中優さんとの
インタビューで、これからの「いのちの活動」についての
関わり方について、じつに興味深い話を聞きだしています。

「誰かに命じられていやいややっているよりも、
どうせ同じことをするのなら、
積極的に関わる切り替えが必要です。
これができれば、疲れようがないんです。
いつもこうした切り替えをする発想がないと、
健康によいものだけを食べていても健康になるとは
限らないと思います。
せっかくの栄養が自分を攻撃することに使われてしまうからです。
いずれにしてもおカネに縛られた生き方は不幸に繋がります。
先ほど農家を支援している食料前払いを導入すると、
とりあえず10年間は飯が食えることになる。
そして自然エネルギーがあれば、
電力会社に頼らなくても電化生活できる。
さらにこの分野を拡張してゆくと、
おカネに頼らない仕組みができてくる。
これがこれからの未来社会のイメージです」

詳しく知りたい人は、
「むすび」誌1を読んで欲しいと思いますが、
花井さんは、「いのちの手帖」でも告白しているように、
急性白血病で骨髄移植を受けて3年、
上手にいのちを拾い、
マクロビオティックの普及ばかりか、
地元の地産地消活動や、
地球温暖化に対処するエッセイ書いて、
元気に過ごしている人です。

花井さんの闘病や活動について知りたい人は、
「ついのすみか」というブログ2がありますので、
ここを覗いてください。
「温暖化」や「有機農法」の対策について、
著作や地元の取材を通じて活動する様子がよくわかります。
また、以下のような闘病報告も読むことが出来ます

「最近の体調=
1.定期検査は1ヶ月に1度程度、血液検査と尿検査をします。
2.症状は口内炎と皮膚疾患だけです。
3.不眠傾向は今でもあります。
4.体重が増えません。
平常時55キロありましたが現在は51.5キロです。
移植した骨髄が主導権を持つ間、
古い免疫を敵とみなし攻撃します。

退院後、副作用による症状はありませんでしたが、
免疫抑制剤を中止した後、頭皮から顔面、胸部まで
アトピー状の皮膚炎が発生しました。
顔面などはやけどのように赤くそまり、
頭皮や胸部にも赤班がでました。
皮膚がもろくなり、皮がむけましたが、
体調には変化はありません。(以下略)」


1 http://www.macrobiotic.gr.jp/musubi/top/index.html
2 http://tsuinosumika.blog113.fc2.com/blog-category-0.html


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2008年2月5日(火)

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