元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2018回
「いい加減力」で元気に長生き

敬愛する先輩ジャーナリストの竹村健一さんから、
近刊「いい加減力―自分を信じて生きなさい」という
いかにも竹村さんらしい生き方のヒント集を集めた本が
送られてきました。
「いい加減力」とは右か左かと二者択一的に考えるのではなく、
そのあいだの「ちょうどいい加減」を探る、
「片寄らずに縛られない」
「適度に楽観的であれ」といった頭の柔軟さが大切。
これを会得すれば、俄然人生が面白くなるという内容ですから、
落ち込んだときに、ちょっと読むと、
元気が湧いてくる、いわば「頭の体操」本だ――、

ところで、どういうわけか、
「『いい加減力』があれば元気で長生きする」という章には、
「医者の話を鵜呑みにしない」人として、
僕のケースが取り上げられている――、
という話の続きです。

「●医者の話を鵜呑みにしない――
かつて小学館で100万部雑誌
『週刊ポスト』の名編集長として活躍した関根進さんは
8年余り前、悪性の食道ガンと宣告された。
医者に手術を勧められ、
いったんは抗ガン剤と放射線治療を始めたものの、
副作用の苦しさは想像を絶するものだった。

しかも調べてみると、食道ガンは手術しても、
5年生存率が20%で、
100人中80人は亡くなる、ということがわかった。
『手術を受けても、助かる確率がそんなに低いのではしかたない』
関根さんは、ほかの方法を探そうと思った。

関根さんの奥さんは、
友人とともに、新しい療法を見つけ出してきた。
関根さんは抗ガン剤と放射線療法を受けながら、
『自然療法』を併用した。
といっても、食道にガンがあるので、
ほとんどつまって飲み込めなかった。
飲めたのは二種類の液状の自然食品だけ。
それを飲み続けたのである。
飲み始めて一ヵ月後、6センチあった食道ガンは、
なんと跡形もなく消えていた。(以下略)」

HIQの愛読者なら、僕の「手術拒否の闘病」については
ご存知だと思いますが、以後、「身体にやさしい食事をとる」
「身体を温める」「ストレスをためない」・・・
のスローヘルス養生3原則を
日々実践することで足掛け10年延命を
掴み取ったわけですが、この竹村さんの本では、
「病気になって見えてくるものがある」として
以下のように評価していました。

「西洋医学にこだわらなかったのは『鈍感力』があったからだ」
「関根さんの主治医のホリスティック医学の第一人者の
帯津良一さんは、
『健康は善で病気は悪という考え方は寂しい』と言っている。
病むことをことさらネガティブに考える必要はない。
病気になることもまさしく人生のステージの一つであり、
病気を契機に一皮剥けたりする人もいる、というのだ。
なるほどそうかもしれない。(以下略)」

ところで、この「いい加減力」本の見出しは以下のように
なかなか興味深いものです。
●「いい加減力」がある人は逆境に強い
●「いい加減力」があれば元気で長生きする
●神道は「いい加減力」の象徴だ
●「いい加減力」と「鈍感力」があれば鬼に金棒・・・
といったものですから、
興味のある人は手にとって見てください。


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2008年3月6日(木)

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