元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2019回
マクロビオティック料理事始め

「偽食から正食へ」・・・
もし、マクロビオティック玄米菜食法を
勉強したいと思う人がいたら、
ぜひ、近刊
マクロビオティック料理事始め―
「これだけは伝えたい」基本10か条

という写真入りのムックに目を通してください。
これは、正食協会クッキングスクール校長の
岡田昭子さんが監修し、
協会の料理スタッフが製作・編集した、
とても分かりやすい本です。

ちなみに、岡田昭子さんは、
マクロビオティックの創始者・桜沢如一氏の直系の弟子。
著書に『正食料理法入門』『正食野菜料理百科』
『おやつレッスン』などがあります。
30年以上にわたって全国各地で
指導にあたってきたベテランで、
献立の立て方、玄米のおいしい炊き方、
味噌汁の作り方などの基本10か条と
114の料理が網羅されています。
マクロビオティック料理法の基本として
以下の「10か条」があげられています。

1・献立の立て方 主食と副食の割合は6対4にします。
2・玄米の炊き方おいしく炊いてこそ、玄米食は長く続きます。
3・味噌汁の作り方 豆、麦、米の味噌を
季節に合わせて使い分けます。
4・材料のあつかい方 地の素材を、丸ごといただきましょう。
5・蒸し煮と重ね煮の仕方 
素材から自然のうまみを引き出します。
6・葉もののゆで方 多めの湯を使い、
さらしたり絞ったりしません。
7・豆のゆで方 アクはゆでこぼしたり取り除いたりしません。
8・乾物・海藻の戻し方 
水につけすぎず、戻し汁も大切に使います。
9・揚げものの仕方 ほどよい揚げ頃は泡の出方で測りましょう。
10・魚のいただき方 お魚をいただくときは2〜3倍の野菜を。

そして、岡田さんは「正食」の哲学を次のように
やさしくメッセージしています。
「マクロビオティック=正食は
土台を作るための料理法です。
毎日の食生活は積み重ねで、
その積み重ねが人生を作ります。
土台ですから地面の中に埋まっていますが、
その土台が弱かったらどんな建物を建てても
砂上の楼閣でつぶれてしまいます。

人間は、健康を保つことによって夢が開けますから、
台所はキッチンではなく、
土台作りをするところだと考えることができます」と。

もちろん、10か条に沿って、
玄米の炊き方、雑穀ご飯や豆ご飯の作り方、
春夏秋冬の味噌汁、
サトイモの煮っころがし、
こんにゃくの田楽、
柿とかぶの白和え、小豆かぼちゃ、
ひじきれんこん、ひえコロッケ、にしん昆布巻きなどなど
基本料理の考え方、材料、作り方が写真入りで
分かりやすく出ています。
また、料理の「第2部」では、
押し寿司や大根と車麩の吉野煮などの「関西の味」、
さらに湯葉重ね揚げやマーボトーフなどの「中華の味」の
楽しいレシピもたくさん登場しますから、
まさに、マクロビオティック料理に挑戦したい方たちには、
最適の「事始め書」です。

もっと詳しく知りたい人は、「正食クッキングスクール」1 
を覗いて見てください。
料理講座の内容もいろいろ出ています。


1 http://www.macrobiotic.gr.jp/cooking/top/index.html


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2008年3月7日(金)

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