元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2039回
マクロビオティックの哲学を読む

前回、マクロビオティックの総本山・日本CI協会が発行する
「月刊マクロビオティック」1の中で、
持田鋼一郎さんが、桜沢如一の「思想」について
分かりやすく解説している連載コラム、
「著作でたどる桜沢如一の思想と人間」
について紹介しました。

77年も前に、桜沢さんが
西洋医学の限界に警鐘を鳴らし、
「医学に全体性を回復することの重要性」を唱えて、
フランスの医学者・ルネ・アランジーの
「西洋医学の新傾向」を本を翻訳したという話が、
今発売の3月号に掲載されているわけです。

マクロビオティックの始祖である桜沢如一という人は、
自然界のあらゆる現象は、
「陰」と「陽」という二つの根元的な力性の
バランスの現れであると考え、
まさにホリスティックな(全人的な)人生観、世界観=
「無双原理(むそうげんり)」(比べる物が無いほど
素晴らしい理論)を「いのちの最高判断力」として
世界に提唱した、
いわば生命主義の先駆者でありました。

しかし、ただ玄米を100回も噛めだとか、
魚の小魚も食べてはいけない・・・などといった
食事法を神経質に、また窮屈に説く人ではなく、
人生をいかに優しく有意義に過ごすか?
そのためには自然と一体となった生活の柔軟発想、
人生の自由哲学を大切にしようと、
ダイナミックに広めた人といったらよいでしょう。

ですから、僕も、
「月刊マクロビオティック」を読むにしても、
ただ料理法や手当て法を読むだけでなく、
持田さんのように、
桜沢如一の思想と哲学を説き起こしてくれている
エッセイをまずじっくり読むようにしているわけです。

食事をするにも「心で食べる」
「楽しみながら食べる」とは、よく言われますが、
人間らしい生活哲学、人生思想をしっかりと
掴んだ上で励行しないと、
ほんとうに心身のエネルギーの向上には
つながらないのではないでしょうか。
玄米菜食をするにしても、
提唱者の桜沢如一さんの「いのちの哲学」を
しっかり理解しながら続けるべきだと思います。

僕は、「月刊マクロビオティック」1のほかに、
月刊「むすび」2 という
大阪の正食協会が発行している雑誌も読んでいます。
この雑誌でも最初に読むのが
巻頭の「今月の言葉」に掲載されている「桜沢語録」です。
今発売中の「むすび」4月号には、
『唯一の罪、最大の不幸とは神を知らないこと』と題する
桜沢語録の考え方が著書「バイキンの国探検」から
引用されています。

「科学する人はよく神様を持ち出すと嘲笑します」が
神=宇宙の秩序を思うことが、
いのちの基本であることを忘れてはいけない・・・
というのが桜沢さんの無双原理=マクロビオティック哲学の
基本だというのです。
ちょっと、不安な時代に気になる語録だと思いませんか?


1 http://www.ci-kyokai.jp/
2 http://www.macrobiotic.gr.jp/musubi/top/index.html


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2008年3月27日(木)

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