元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2048回
「しなやかな玄米菜食」再読(3)

「食卓汚染」「食の堕落」から身を守って、
「偽食から正食へ!」・・・
これについては、すでに拙著
しなやかな玄米菜食―「スローヘルス」のための7つの法則」
に書いた――、
とくに『第4の法則・助かりたければ「食べてはいけない」』
には、いまの時代に読んでおくべきことが
すでに書いてあるので抜粋紹介しよう――
という話の続きです。
いまは農薬ばかりが話題になっていますが、
食品添加物による「食卓汚染」も、
まだまだひどいものです。
それについても、
「一人あたり4キロの食品添加物を食べている?」と題して、
拙著では警告しました。

       *

●一人あたり4キロの食品添加物を食べている?――
さて、マクロビオティック食養生法で、
ガンに負けない体質に変えるといっても、
いまの食環境はまさに最悪です。
1970年代から急拡大した、
スーパーマーケットやコンビニエンスストアの繁栄は、
輸入加工食品の急増にあわせて、
化学合成の食品添加物を
人間の体内に撒き散らすこととなりました。

たとえば、ハム、ソーセージに使われた
発色剤の亜硝酸ナトリウムは
青酸カリと同じような毒性があるといいます。
綺麗な色、艶、形をした野菜からは、
残留農薬だけでなく、漂白剤や発色剤が検出されています。
インスタントラーメンやバターの酸化防止剤は
なんども発ガン性が指摘されました。
日本では年間に50万トンの
化学合成品が生産されていますから、
一人あたり4キロの食品添加物を口にしている勘定です。

おまけに、いまは中国やアメリカからの
農薬野菜、防腐剤入りの食品がどっと入ってきます。
たとえば、僕の場合にしても、
この30年間に100キロ以上の「毒性物質」を
体内に蓄積したことになりますから、
これだけがガンの原因とは強弁はしませんが、
ガンの増殖に影響があったことは否めないと思います。

一人あたり年間4キロという
化学合成品の摂取は
アトピー体質、アレルギー症状、
精神的な「キレル」症状を起こす子供を
増やしたといえるでしょう。
また化学調味料の過食と子供の発育不全が
問題視されていますが、
もっと心配なのは、こうした画一化された「旨味」にならされ、
多くの子供たちが、
本来の味を忘れた「味覚オンチ」になっていることです。

いや農業の工業化は、じわりじわりと
人々のQOL(命の質)を破壊しています。
故意に「命を縮めるライフスタイル」を
強いているといってもいいでしょう。
子供たちとガン…これは本当に心配です。

           *

どうでしょうか?
農薬汚染、化学添加物汚染・・・
まさに、「マクロビオティックの4原則」を見直して、
自らの「食に基づく人生設計」を再考する時代だと思いませんか?
では、どうすれば、「偽食から正食へ」転換できるか?
それについても「しなやかな玄米菜食」では
すでに書いております。


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2008年4月5日(土)

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