元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2047回
「しなやかな玄米菜食」再読(2)

「偽食から正食へ!」・・・
これについては、すでに拙著
しなやかな玄米菜食―「スローヘルス」のための7つの法則」
に書いたわけですが
ぜひ、農薬野菜、毒入り加工食品が
問題視されるいま、みなさんも、いまこそ、
この日本人らしい食事法の知恵と工夫について
見直していただきたい――という話の続きです。

ちなみに、食卓汚染、食の堕落からみを守り、
元気で長生きのスローヘルスのための
「7つの法則」とは、この本の目次にあるとおり、以下です。
第1の法則・マクロビオティック イズ ビューティフル
第2の法則・玄米菜食が究極のスローヘルスだ
第3の法則・おばあちゃんの知恵をバカにしてはいけない
第4の法則・助かりたければ「食べてはいけない」
第5の法則・食べ物がキレる子どもを作る
第6の法則・あなたも食のライフラインを作ろう
第7の法則・「心で食べる」ことを忘れてはいけない

これは、ガンやアレルギーのような慢性疾患や、
メタボリック症候群からの脱出法=デトックス法
(毒だし法)として、
とくに日本の女性から見直されてきたわけですが、
この「食卓汚染」「偽食輸入」の時代を迎えて、
老若男女を問わず、この日本の伝統食思想を
無視できなくなってきたといえそうです。

とくに『第4の法則・助かりたければ
「食べてはいけない」』には、
いまの時代に読んでおくべきことが
すでに書いてありますから、
まだ読んでいない人のために、
抜粋紹介しておきます。

       *

●こんな食品は「食べてはいけない」――
これからの消費者はもちろん、ガンの患者や家族の皆さんも
「食べてはいけない」食品チェックのために
危ない食品がつくられる仕組みと構図を熟知することが大切です。
食卓汚染の原因は…
1.化学肥料
2.農薬
3.保存料や着色料などの食品添加物
4.レトルト食品や冷凍食品などの加工食品
5.コメ、食パンなどの精白食品
6.精製白砂糖、精製塩の過食
7.肉類などの高タンパク高脂肪食品の過食
8.輸入大豆などの遺伝子組替え食品
化学肥料の多用は土壌を痛め、抵抗力のない作物を作ります。
こうした作物は有機野菜に比べて、
栄養分が少ないばかりか、
味が落ちることはいうまでもありません。
農薬については前にも解説したように、
害虫駆除の殺虫剤は発ガン性を有しており、
また日本の農薬使用量は欧州の6倍ともいわれています。(略)

育ち盛りの小学生、中学生、高校生がハンバーガーをかじり、
コンビニ弁当を食べる姿は尋常とはいえません。
弁当のご飯にまぶした防腐剤や、
おかずの着色剤が体内蓄積すれば体質に悪影響が必ず出ます。(略)
肉類の過食と添加物食品は体を酸化させて、
精神を不安定にします。
生活習慣病の原因となります。
こうした食卓汚染から身を守るためにも、
ガン患者のみならず、一人一人が食卓汚染の実態くらいは
しっかり頭に整理しておき、心して思い起こす…
さらに買い物や外食のときには、
「食べてはいけない」食品をしたたかに選別する…
食品表示のウソ、ホントを見抜くことも大切ですが、
より計画的にこうしたスローライフの生活を設計を立てることが
常識となってきたと思います。


←前回記事へ

2008年4月4日(金)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ