旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第4回
出張用の航空券を使った
サラリーマンの密かな楽しみ

サラリーマン諸氏にとって、
景気の悪い今は、お酒でも飲んでウサを晴らしたいところ。
でも、その飲み代さえもままならない人もいることでしょう。
そこで、お小遣いを得るちょっとズルイ方法を伝授。

国内出張のときに、
会社から飛行機や新幹線の切符を与えられると思います。
その場合の切符は正規運賃であることが多いはず。
飛行機での出張する場合、
予約後に便の変更やキャンセルができる
普通運賃か往復運賃の航空券を渡されたなら、
それはお小遣いを貯めるチャンスなのです。

まず、その航空券を航空会社のカウンターに持っていって
キャンセルします。
そうすると、現金を払い戻してくれますから、
それを資金にして新橋や新宿辺りの金券ショップで
格安航空券を購入します。
たとえば2003年3月現在、
東京−大阪の普通運賃は片道1万8500円。
それが、金券ショップで売られている格安航空券なら、
1万3500円前後が相場。
キャンセルすると、航空券1枚(片道)につき、
420円の払戻手数料を取られますが、
それでも片道4500円程度の利益は出ます。
同一区間の往復だと、往復割引が適用されて
片道あたり1万6700円ですから、
格安航空券との差額は3000円弱に縮まります。

たかが3000円か、と侮ってはいけません。
往復で5000円の利益が出たとします。
週に1回の出張でも2万円。年間で24万円。
10年間貯めたとすると240万円にもなります。
こうした方法で自宅ローンの頭金を貯めた人が実際にいます。

そこまで真剣に貯めなくても、
最初にお話したように居酒屋での
お酒の飲み代の足しくらいにはなるでしょう。
ただ、金券ショップで取扱う格安航空券の数は減っています。
この方法でお小遣いを稼ぐなら、早めの方がいいかもしれません。
ちなみに、新幹線の切符でも同じようなことができますよ。


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