旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第103回
ファミリー向けのパック旅行には要注意

ファミリーで海外へ行くときの最大の難点は、出費が嵩むことです。
独身時代にグループで旅行していたときは、
自分一人の旅費だけ出せばそれでよかった。
カップルで行くにしても、ワリカンだったかもしれない。
しかし、結婚して子供を持ち、家族で旅行をしようと思い、
全員の旅行費用を計算して愕然とした。
そんな人も多いのではないでしょうか。
なるべく安くあげる工夫をしたいものです。

ファミリーで海外へ行くときに、注意しなければいけないのは、
「子供料金割引」などと銘打ったパックツアーです。
この手のツアーの子供割引料金は、確かに大人と比べれば安い。
しかし、たとえば大人と同じ部屋に泊まるのに、
そもそも一人分の部屋代が必要なわけがない。
安くて当然なのです。日本の旅館なら、夕食、朝食付きですから、
子供でもそれなりの料金がかかります。
しかし、ハワイやグアム、タイのプーケットなどのホテル代は、
ほとんどが、イコール部屋代のわけですから、何人泊まろうが、
理屈では、1部屋分の代金を支払えばいいわけです。
実際には、3〜5歳くらいになるとエクストラベッドが必要に
なりますから、そのチャージが必要になってくる。
しかし、それさえ数千円、あるいは無料というホテルもある。

ハワイやグアム、プーケットなどの旅行地は、
欧米人が多いわけですから、システムが彼らのバカンスの
取り方にあわせてある。つまり、ファミリーで長期滞在する人に
都合のいいようにしてあるホテルが多いのです。
ツアーでは無理な部屋の指定も、自分で直接予約すればできるなど、
サービス面でもメリットがある場合も少なくありません。


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