旅行記者・緒方信一郎さんの
読んでトクする旅の話

第180回
牛肉をお腹いっぱい食べました

牛肉をお腹いっぱい食べました。
といっても、先日旅した南アフリカでの話です。
サーロイン・ステーキだったのですが、
一人分が250グラムから300グラム。
日本人には食べきれないほどの量でした。
ふだん、私は牛肉の類はあまり口にしませんが、
今の日本ではBSEの影響で牛肉が値上がりしており、
ますます食べる気がしません。

しかし、現地のステーキはどんなものだろうと、
食いしん坊の好奇心がわいてきて、
注文してしまったというわけです。
値段も、量の割には格安でした。
ただ、旧宗主国がイギリスのせいか、案の定、
ミディアム・レアを注文したにもかかわらず、
ウェルダンとしか言えない焼き加減でした。
でも、贅沢を言ってはいけないかもしれませんね。
今の日本では、牛肉好きには、受難の時期ですから。

そういえば、南アフリカへの乗り継ぎ地である香港まで
利用したキャセイパシフィック航空の機内食では、
行きも、帰りも、牛肉のチョイスはありませんでした。
機内食のメニューで、牛肉は人気があるのですが。
BSEの影響で積んでいなかったのでしょうか。
私が利用したのはエコノミークラスでしたから、
ビジネスクラスでは出されたのかもしれませんが。
ちなみに、同社の機内食で使用している牛肉は
すべてオーストラリア産だそうです。

通常、機内食の選択肢は、
ビジネスとファーストクラスが3、4種類、
エコノミークラスは2種類です。
国内では貴重品となりつつある牛肉に人気が集まるのでしょうか。
でも、それがアメリカ産となれば、話は別でしょう。
JALや全日空の日系航空会社では、
現在、アメリカ産の牛肉は使用していないということです。
気になるのは、たとえばアメリカ系の航空会社です。
現地発の牛肉は高い確率でアメリカ産でしょうし、
コスト削減のために、現地から安い牛肉を船便で日本に運び、
それを日本からの便に積んでいる航空会社があります。
ただし、BSE感染の危険性がある部位が使われていなければ、
気にする必要はないと言えるわけです。
機内食に背骨つきのTボーンステーキなどは
あまり使われません。
もし、気になるならば、利用する際に、
航空会社に確認するといいでしょう。


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