Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第971回
「方正集団」の本社は北京大学の門の前

いま北京に留学し
中関村見学を案内してくれた松尾さんと私には
一つの共通点があります。
それは、二人とも、
「方正香港」(ファウンダー)という
コンピュータ関連の株を持ち続けていることです。

松尾さんは4年ほど前に、
邱さんが率いる
中国投資考察団に参加されました。
その頃、邱さんは
「方正香港」の将来に関心を向けられ、
ご自身も「方正香港」の株を
お買いになられていたようです。
そうした邱さんの言動に刺激され、
「方正香港」株を買った人が
かなりいらっしゃると思いますが、
松尾さんはその一人です。

一方、私はその頃、自分の体験記を書いて
本を出す準備をしていて、
邱さんに原稿を見ていただき、
本のタイトルまで決めていただいたのですが、
私が中国株を買って、
5倍くらいになった話をすると、
「方正香港」株が面白いよと教えていただき、
私もこの株を買いました。

その後、邱さんは中国では
コンピュータ産業の前に
大きく動く株があると判断され、
この株は全部売ったとお書きになっていますが、
松尾さんも私もいずれは高くなる株だと思い
今も持ち続けています。
その「方正香港」の親会社である
「方正集団」の本社がこの近くにあると
松尾さんが教えてくださったので、
ぜひ見たいとお願いし、
その方向に向って歩き出しました。

しばらく歩くと、
「方正集団」という名のビルに行き着きました。
「ああこれが『方正集団』の本社か」
とビルを見上げました。
そして周囲を見渡してすぐわかったことは
「方正集団」のビルの前に
北京大学の門があることです。

時の流れに即していえば、
北京大学のまん前に
「方正集団」本社のビルが
建てられていたということでしょう。
「方正集団」は北京大学の王教授とおっしゃる方が
開発した技術をベースに
つくられた会社だとは知っていましたが、
大学と本社ビルが
これほどの至近距離にあるとは知りませんでした。

「方正香港」の株価は
いぜん低迷を続けていますが、
中国を代表する総合大学のまん前に
本社ビルを設けるほどの会社なら
まずつぶれることはないなあと思い、
私と松尾さんは
「方正集団」と「北京大学」を結ぶ歩道橋を昇り、
本社ビルを背にして
記念写真を撮ってもらいました。


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