今日から食卓が豊かになる
おいしくて簡単にできる

第49回

蒸しなす たれ三種  蒸しなす たれ三種


中国の家庭で、夏になると
よく作る料理です。
皮をむいたなすを
ただ蒸すだけです。
実はこの料理は、
手撕茄子(シォウ ス チェ ツー)
というのがほんとうの名前です。
蒸しなす たれ三種
つまり、手で裂きながら食べる、という意味なのですね。
よく冷やしたなすを丸のまま皿にきれいに並べ、
手で裂いてたれをつけて食べる、というわけです。
中国ではなすを焼くことはありませんが、
手で裂くという点では、日本の焼きなすに似ています。

この料理のおいしさの決め手は、むしろ、たれです。
このたれは、肉やえび、いか、
さやいんげんやグリーンアスパラなどをゆでたものにつけても
とてもおいしいですし、水たきのような鍋料理にもよく合います。



材料
なす 10個
たれ その1
しょうゆ 大さじ4〜5
にんにく(みじん切り) 2分の1片分
赤唐辛子(みじん切り) 3本分
ごま油 大さじ1
たれ その2
溶き辛子 小さじ2
しょうゆ・豆板醤 各小さじ1
砂糖 小さじ1
ごま油 小さじ1
たれ その3
白味噌 大さじ1
ごまソース(芝麻醤) 小さじ1
酢・水 各大さじ2
砂糖 小さじ3分の1
日本酒 大さじ2分の1


作り方
1. なすは皮をきれいにむいてへたを取り、水によくさらしてアクを抜きます。これを蒸気の立った蒸し器に入れて30分間蒸します。
2. しょうゆ、にんにく、赤唐辛子、ごま油を混ぜてたれを作ります。
3. 溶き辛子、しょうゆ、豆辮醤、砂糖、ごま油を混ぜてたれを作ります。
4. 白味噌、ごまソース、酢、水、砂糖、日本酒を混ぜてたれを作ります。

5.

蒸したなすをよく冷やし、皿にきれいに盛り合わせ、三種のたれを添えます。


調理のポイント
早めに作って冷蔵庫でよく冷やすと、いっそうおいしくなります。
たれのにんにくは、みじん切りでなく、すりおろして用いてもかまいません。

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