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第69回

あわびとえびの蒸しもの  あわびとえびの蒸しもの


鳳眼とは、鳳凰の眼ということですが、
鳳凰は女性を代表するもので、
鳳凰の眼がとても美しいところから、
この料理に鳳眼の名がつけられました。
なお、男性を代表するのは竜です。

この料理には限りませんが、
えびをたたくときには、
必ず脂身をたたいたものを混ぜます。
えびには脂がないので、
豚背脂を加えて味をカバーするわけです。

あわびとえびの蒸しもの

いずれも、なるべく細かくたたいてください。
また、これを調味して混ぜるときは、
必ず同じ方向に混ぜるようにします。
なぜか、そのほうがえびがコリコリに仕上がるのです。

卵白の蒸し方は茶碗蒸しの要領です。
弱火で、すが立たないようにゆっくり蒸してください。



材料
あわび(缶詰) 1個
干し椎茸 大1枚
ハム 1切れ
むきえび 150グラム
豚背脂 75グラム
蒸しもの(ベース)用
スープ 1と2分の1カップ
卵白 3と2分の1個分
小さじ2分の1
えび つなぎ用
卵白 2分の1個分
小さじ3分の1個分
砂糖 少々
片栗粉 大さじ1
仕上げのスープ用
スープ 2カップ
小さじ3分の1
小さじ1


作り方
1. 卵白3と2分の1個分を溶き、スープを1と2分の1カップと塩を加えて混ぜ、こします。
2. やや深めの皿に(1)を入れ、弱火で15〜20分間蒸します。
3. 豚背脂は細かくたたき、えびも同様にたたいて混ぜ、卵白2分の1個分、塩、砂糖、片栗粉を加え、同方向にす早く混ぜます。
4. あわびはごく薄く10枚にそぎ、大皿に並べて上から片栗粉をふりかけ、(3)を10等分してのせ、形をととのえます。えびがはみ出さないように山形にしてください。
5. 椎茸はもどして石づきを取り、眉の形に切り、ハムは小さい台形に切って、眉と目のように(4)の上に飾ります。
6. 中火で7〜8分間蒸し、(2)の蒸した卵白の上に並べて、もう一度さっと蒸します。
7. スープ2カップに塩、酒を入れて煮立て、(6)の上から静かに注ぎます。


調理のポイント
スープはぜひ鶏で取ったものを使ってください。スープのおいしさで味も決まります。
卵白を蒸す器は、あとでえびとスープが入れられるように、深めのものを用います。

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