今日から食卓が豊かになる
おいしくて簡単にできる

第75回

ビーフンの炒めもの  ビーフンの炒めもの


福建料理特有のビーフンの炒めものです。
家庭でおもてなしをするときは
必ずこの料理を出します。
はじめから出してしまって
ずっと置いてあったり、
点心がわりに途中で出したり、
最後に出したり、
出す時機はさまざまですが、
要するに具はあまり入れないで、
日本の
白いご飯のかわりのようにいただきます。

ビーフンの炒めもの

とくに私どもでは、
主人が具をたくさん入れたものを好みませんので、
玉ねぎくらいしか入れないことも多いのです。
ビーフンは、
食べるときポロポロ切れてしまうようではいけません。
お箸でつまむと長くつながっているように炒めるのです。
そのためには、水の量は多すぎないようにします。
多すぎると、食べたときベタベタになり、
こしがなくなってしまいますから。
少し歯こたえがある程度に作りたいものです。
もどす時間はビーフンによって異なりますが、
のびきらないように、もどす時問を加減してください。

ここではラードを豚背脂から自分で作ってみました。
水を入れて脂を煮ましたが、
水を少し入れると真白なラードが取れるのです。
ラードを作るときは、少し多めに作ると、
焦げないできれいに取れます。



材料
ビーフン 1包み(270グラム)
干し椎茸 5枚
玉ねぎ 2分の1個
ねぎ 2本
豚肉 200グラム
豚背脂 300グラム
小さじ4分の1
こしょう 少々
しょうゆ 少々
全体味付け用
しょうゆ 大さじ2
小さじ3分の1
ラード 大さじ8


作り方
1. ビーフンは水にしばらくつけ、柔らかくなったら水でさっと洗い、ざるに上げて水けをきります。
2. 豚肉、もどして石づきを取った椎茸は荒めのせん切り、玉ねぎは薄切り、ねぎは1センチ長さに切ります。
3. 豚背脂は幅1.5センチ、長さ3センチに切り、鍋に水大さじ2とともに入れて火にかけ、弱火でゆっくり煮てラードを取ります。
4. 鍋にラードを大さじ2入れ、ねぎを香ばしく炒めて塩、こしょうを入れ、香りが出たらしょうゆを回し入れ、椎茸、肉の順に入れて炒めて取り出します。
5. ラード大さじ4で玉ねぎを炒め、(4)の3分の1量をもどして混ぜ、水1カップとしょうゆ、塩を入れ、煮立ったらビーフンを入れ、水けを含ませます。
6. 水けがなくなったらよく混ぜ、弱火にしてふたをし、2〜3分間蒸してから、へらなどで底からさっと混ぜます。
7. ラード大さじ2を鍋肌から回し入れ、よく混ぜてから皿に取り出し、残りの(4)を上にのせます。


調理のポイント
ラードも自家製にすると、いっそうおいしくできます。
ビーフンは水につけてもどしておきます。ビーフンが仕上がりぎわに食べてみて堅かったら、湯を少しさし、ふたをしてしばらく煮てください。

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