第16回
20%の顧客層をねらえ

カフェビジネスを成功するには
始めのレールの乗り方が大切です。
始めて創る店のあり方で全てが決まるからです。
成功と云う終着駅にいく為に乗った列車が、
少しづつづれていくと、
目的地がまったく異なる所に行ってしまいます。
そうしない為にも、
自分の強みをきちんと構築する必要があります。

前に述べた「非常識」「1/2×2=4」「FLRコスト」は、
小さなカフェがビックなビジネスになった店や企業の
始めの着眼点のキーワードだったのです。
このキーワードはまだまだあります。
「20%の顧客を創る」も有力なキーワードです。
顧客の分析をするとスキミング層(上澄み層)5%、
イノベーター層(革新層)15%、フォロア―層(追随層)35%
ペネトレーション層(浸透層)45%と云う層に分かれます。
スキミング層は極めてマニアで
その事についてはプロフェッショナルな人達、
イノベーター層はたえず新しい物に興味がある人達、
フォロアー層はその人達から影響を受ける人達、
ペネトレーション層は興味はそうない人達です。

スキミングとイノベーターの人達20%が集まると
大きな流れが興きて来ます。
スターバックスの成功は、この20%の層に火をつけたのです。
エスプレッソコーヒーが
今日のカフェの時代を創ったのは一面で事実です。
しかし400店を越えたスターバックスでも
エスプレッソだけの売上は5%以下で
スキミング層の人達のコーヒーです。
カフェラ・テ、カプチーノが15%のイノベーター層に
火をつけました。
その主力層は若い女性でした。
後は知っての通り、スターバックスを知らないのは
恥かしい層(フォロアー層)に拡がっていったのです。


『ブームは5%の売上から始まる』


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