第45回
第一部のまとめ
再び問います、なぜカフェビジネスを目指すのか

長い第一部のアプローチはここで完了します、
次回は最強のカフェづくりの実際を
120回の日記でお話します。

この第一部のページを読んでいただいて心より感謝します。
いつも私の話は、多分に教条的で理屈が多く
楽しくないとお叱りをいただいています。
しかしこれは私の性格で
残念ながら本文で申し上げましたが
性格は直らないのです(多少開き直りの感ですが)。
この性格の根幹にあるのは
「負けず嫌い、理想が最大のエネルギー、感動しやすく単純」
と云う親ゆづりのDNAの為です。

始めにお伝えしなければならなかった事なのですが、
それは邱永漢先生からの
一本の電話からこの連載は始まりました。
昨年出版した本を邱先生に偶然読んでいただいたからです。

先生には何かカフェに対してのお考え方や
なかんずくビジネスに対する評価が
おありにあったかも知れません。
お会いしてびっくりしました。
それはカフェに対する知識の豊富さと分析の確かさ、
特にコーヒーの品質の話しになると
身をぐっと近くなる程興味を示されるのです。
この時二つ返事でこの連載をお引受けしたのです。
その興奮がいまだに血をさわがす為
この様な文章だてになってしまいました。

どんなビジネスでも成功を目指します。
成功と云う着地は各々の満足度で違います。
ただ一つだけ共通点はあります。
それはその出発を何の為にやるかと云う理念があることです。


『理念が固まらない内は一歩も動いてはならない。
固まった理念は動かしてはならない』


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