第107回
最強メニューが完成 その2
30日前 芝さん会心のレシピ“キャリオカサンド”

原宿にある村田さんの会社
アナナスジャパンのテストキッチンでは、
(松井さんが惚れ込んだドイツのパンの輸入会社)
芝さんが毎日の様に
サンドイッチメニューの試作に取り組んでいました。

また、遅くなりましたが、
松井さんの店の店名が決まりました。
「カフェ・キャリオカ」と云います。
ブラジルのリオデジャネイロに生れた人達の事を
キャリオカと呼びます。
サンパウロで生れた人達はパウリスタと呼ばれます。
このキャリオカと云う名前を提案してくれたのは、
あのベルニーニ店長の岩崎さんです。

岩崎さんはサイフォンコーヒーのコーヒー専門店
「カフェコロラド」のチェーンで
教育の責任者だった人です。
(コロラドはラテン語でコラール「清く美しい」が語源)
ブラジルはコロラドチェーンの母国です。
このキャリオカは岩崎さんが
とても気に入っていたフレーズだったのです。

そして、芝さんの会心のサンドイッチが出来ました。
ドイツ製の両面グリドルが
今回の調理機器の主役です。
テフロン加工した上と下に分かれた
鉄板(グリドル)にはさみ電気で調理します。
上と下ではさんで焼くと
原料はつぶれてしまいますが
このグリドルにはバネがついていて
はさんだ物をつぶさないのです。
2枚のスライスしたトースト用のパンを重ねて
グリドルで焼きます。
重ねた2枚の外側はキツネ色にきれいに焼かれます。
内側は直接焼かれないので柔かいパンのままです。

芝さんは外側の焼けた方に
合わせバター(バター+調味料)を塗り
サンドイッチ用の具(フィリング)を乗せました。
外は柔かく内はパリッ。
「片焼きサンドイッチ」を試食した全員が
「温かい、柔かい、食べやすい、美味しい」
と芝さんは絶賛をあびました。
さすが芝さんです。



『今、50万円の調理機器を導入すれば
多くの古い喫茶店が生きかえる
活きた金、死んだ金の使い方なのだ』


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