弁護士・高島秀行さんの
読んだらわかる訴訟の話

第12回
弁護士をどう探すか?

相談する弁護士はどう探すか?
これは、なかなか難しい問題です。
弁護士の能力は、目に見えないものですし、
客観的な数値にも置き換えられないからです。

勝訴率を公表している弁護士はいませんが(おそらく)、
仮に公表していたとしても、
勝訴した裁判が簡単な裁判だったのか
難しい裁判だったのかで、大分違ってきます。

裁判は、受けた事件が
勝ち筋か負け筋かにもよりますし、
相手にも裁判官にもよるからです。
得意分野にしても、
その弁護士の自称だったりします。
中には、これで「得意」とか
「詳しい」とかよく言うよなと思う弁護士もいます。

でも、選ぶのが難しいのは、
弁護士だけではないでしょう。
医者もそうでしょうし、髪を切る美容師にしても、
レストランにしてもそうでしょう。

弁護士を選ぶ際も、他のサービス業を選ぶのと同様、
事前に、情報を集めて、実際に会ってみて話してみて、
依頼するかどうか決めるしかありません。

弁護士の情報を集める手段としては、
1.知り合いに紹介してもらう。
2.ホームページや著作を見る。

という方法があります。

知り合いに紹介してもらう場合、
実際にその知り合いが
訴訟を依頼したことがある方がいいです。
知り合いが実際に訴訟を依頼した上で、
みなさんに紹介するくらいですから、
きちんと仕事をしてくれる弁護士の可能性が高いです。

ホームページや著作を見れば、
その弁護士がどういう経歴で、
どういうことに関心があるかがある程度わかります。
あとは、実際に会って相談してみましょう。


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