弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第24回
過去との決別

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、銀行の不良債権処理に目処がつき、
バブル崩壊後下がり続けた日本経済も
やっと安定してきたようです。

と言っても、
清算の目処がついたのは大企業ばかりで、
個人や中小企業では、
まだまだ過去の清算に
目処をつけていない状況が続いています。

今後のことはわかりませんが、
景気が良くなったとしても
バブルが再来することは期待できません。

また、時代状況は、変わらないと言われながらも、
世界では、中国を始めとするBRICsの経済発展、
国内でも、IT勝ち組企業の台頭、
規制緩和、民営化、法律改正など
変動しつつあります。

しかし、このような変革期に
過去のことを引きずったままでは
新しい流れに対応できませんし、
新しい一歩を踏み出すこともできません。

過去の借金、投資、放置してある遺産分割、
賃借人とのトラブルなど、
みなさんが抱えている問題は
人それぞれだと思います。

だめならだめであきらめ、
解決できるものは損を出してもけりをつけ、
解決する。

そうしないといつまでも、
過去に捕らわれ、前向きな発想は生まれず、
掴めるチャンスも逃してしまうことになります。
今年は思い切って過去を清算して
すっきりする年にしてみませんか。


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2005年1月1日(土)

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