弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第33回
顧問契約は食べ放題?

テレビドラマなどで、よく、
顧問弁護士が出てきます。
この顧問弁護士というのは、
どのような存在なのでしょうか?

顧問弁護士は、
会社や個人と顧問契約を結んで、
継続的にその会社や個人の相談に
乗ることとしている弁護士ですね。

顧問契約を結ぶと、依頼者は、
毎月一定の顧問料を支払う代わりに、
何か困ったこと、相談したいことがあれば、
すぐに相談に乗ってもらえることとなります。

通常、一定の顧問料を支払えば、
何度相談してもよいこととなっていますから、
顧問契約は、食べ放題といっしょなのです。

幸い、日本人は、食べ放題でも、
良識のある対応をしているように、
弁護士と顧問契約を結んだからといって、
僕が他の事件処理や相談を受けられないほど、
相談を持ってくる人はいないので、助かっています。

顧問契約は、食べ放題というよりも、
もしものときに、
信頼できる弁護士に相談できることを
確保するための保険だと思っている人が多いようです。

顧問先の方に、僕と顧問契約を結んだ後に
「これで、何かあったときには
『顧問弁護士に相談して連絡します』とか
『顧問弁護士から回答させます』と言えるのでうれしい。」
と言われたことがあります。
交渉の相手方がそう言うのを
羨ましいと思っていたようです。
「顧問弁護士」がいるというのは、どうでしょうか?

ちなみに、僕の顧問料は
1ヶ月5万円(消費税別)となっています。
日本の弁護士は、この金額が多いと思いますが、
顧問料及び契約内容は、
弁護士それぞれ違いますので、
みなさんが、顧問契約を結びたいという弁護士と
相談してください。

顧問契約については、
僕のホームページにも書いてありますので、
参考までにご覧ください。


←前回記事へ

2005年2月3日(木)

次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ