弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第221回
弁護士の必要のない1年でありますように

みなさん、
あけましておめでとうございます。
今年も、HiQ並びに僕の連載をよろしくお願いします。

さて、弁護士は、
多かれ少なかれ、
他人の不幸を仕事にしています。
以前にも言ったかもしれませんが、
普通の個人が弁護士に依頼することといえば、
離婚、交通事故、遺産分割などです。
離婚も、交通事故も、
それ自体で不幸なことです。

遺産分割は、
遺産がもらえるということ自体は
幸せなことですが、
その分け方で揉めているということは、
不幸なことです。

このような他人の不幸で、
生計を立てている弁護士という職業は、
あまりよい職業ではないかもしれません。
しかし、残念ながら、
世の中、このようなトラブル、
揉め事がなくなるということはありません。
トラブル、揉め事を
解決しようとする人間がいないことには、
不幸な状態が続くこととなってしまいます。
そこで、僕は、トラブル、
揉め事に巻き込まれた方の
力になれればと思い、
弁護士をしています。

そうは言っても、
弁護士に依頼することになった
ということは、
ほとんどのケースは、
多かれ少なかれ
不幸であることには変わりません。
みなさんが、今年1年、
弁護士に依頼することがないことを
お祈りしています。

でも、万が一、トラブル、
揉め事が起きてしまったら、
早目に相談されることをお勧めします。 
また、トラブル、揉め事に
巻き込まれないための相談は必要です。
では今年もよろしくお願いします。

なお、1月2日と1月4日の連載は
休ませていただきます。


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2007年1月1日(月)

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