弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第417回
就活での履歴書のポイントは?

就職活動のときには、
まず、履歴書を提出することから始まります。

僕は、一般の会社に就職活動をしたこともありませんし、
採用担当もしたことがありません。
就職活動のマニュアルも読んだことがありません。

だから、僕の思ったことが当てはまるとは限りませんが、
僕が採用する際に履歴書を見るときに気づいたことをお話します。

採用する側は、忙しい中で、
多数の履歴書を見ることとなります。

その中で、目に付く履歴書は、
字がきれいなものと、写真がきちんとしているものです。

字なんて読めればよくて大切なのは内容だ。とか、
写真はどうせ実物を見てもらわないとわからないのだから
付いていればよい。
なんて思っている人(昔の僕ですが)は、
損をしていると思います。

それから、履歴書を読んで思ったのですが、
当たり前ですが、過去の職場で、
このような知識経験を習得した。
と、書かれる方は多いです。

しかし、そのキャリアが
法律事務所の知識経験であれば納得はするのですが、
全く畑違いの分野だとすると、
どうして、せっかく習得したキャリアを
全く生かせない職場に就職しようとするのかと思うわけです。

そこを強く書かないと、
前のキャリアをよく書けばよく書くほど、
読み手には、そのようなキャリアを持ちながら
どうして法律事務所に就職しようとしているのか
わからないということになります。

転職が多い方で、過去のキャリアをそれぞれ良く書いている人も
同様に、それぞれそんなによい職場なら、
どうしてそのように転職を繰り返すのかと思ってしまいます。

僕は、過去のキャリアのことを書くな
と言っているわけではありません。

もちろん、書いた方がよいと思います。
その上で、どうして転職したのか、
そして今回はどうして転職するのかを
過去のキャリア以上に書かないと中途半端になってしまい、
読み手にアピールできないということを言いたいのです。


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2008年12月18日(木)

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