弁護士・高島秀行さんが紹介する
事前に備える賢い法律利用方法

第441回
それでも新聞やテレビは役に立つ

インターネットやゲーム、
携帯電話の普及などにより、
普通の人の情報源や娯楽の種類が増えました。

それに伴い、新聞やテレビの媒体価値が
下がって来ています。
新聞は販売部数が減少し、
広告収入も減っているようです。
テレビも、全体的に視聴率が落ちているようです。

そのような世の中の流れに加えて、
この不況ですから、
宣伝広告費がかなり削られて、
新聞もテレビも今までのような収入や
経費を維持していくのは難しいかもしれません。

このコラムでも、よく新聞やテレビなどのマスコミに対し、
もう少し公平にとか、
あるいはもう少し突っ込んで欲しい
などとよく批判をします。

しかし、テレビは無償で、
新聞もかなり安い値段で、
自分で手に入れようとしたら、
なかなか手に入らないような情報を提供してくれます。

法律の本は、読む人が少ないので、高いです。
例えば、日経新聞は1ヶ月で4383円ですが、
それでは法律の専門書は、
1冊くらいしか買えません。

裁判に役立つ情報が
テレビや新聞で報道されることもあります。
このコラムのネタも、
テレビや新聞を見て思いつくことも多いですしね。
テレビ局や新聞社は、
今の体制を守って行って欲しいと思います。

そう考えると、
つまらない番組が多いからテレビは見ない、
あるいは、ニュースはネットで見られるから、
新聞は取らないということはせずに、
みんなで、おもしろそうなテレビ番組は見て、
新聞は取り続けた方がよいのかもしれません。


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2009年3月17日(火)

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