第82回
経営学! 経営の基本のキホン その16

なんとか松の内まで頑張って続けるつもりの年末年始経営学集中講座ですが、とうとうこれが最後の科目となりました。名付けて「自分のオンラインショップ経営を数値で分析してみよう!」

ちなみに「経営の基本のキホン」もこれが最終章です。ですので、最後に「オンラインショップで儲けるための仕組み」を数値で分析してみます。

まず、オンラインショップの売上を構成する要素には以下のようなモノがあります。
・粗利益
・粗利益率
・注文件数
・1人当たりの客単価
・総アクセス数
・注文率(総アクセス数に対して、実際に注文した客の割合)

これら構成要素の数値は、取り扱い商品や、競合店の有無などによって変化します。

例えば、オンラインビジネスに強いといわれている、マニア向けの商品を取り扱っているショップでは、総アクセス数の増加はあまり見込めませんが、注文率では平均の1%を大きく上回る場合が多く、また、客単価は比較的大きくなる傾向があります。

逆に、一般的な日用品などを商品として取り扱うショップでは、総アクセス数は多くなって当然ですが、注文率は逆に低い場合が多く、また競合店に対抗するため利益率も低くなるという傾向があります。

次回からは、これら「マニア向け商品」と「日用品」を販売する2つのオンラインショップを例にして、同じ金額(1ヶ月に20万円)の粗利益を上げるために必要な、1日あたりのアクセス数を算出してみましょう。


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2003年1月10日(金)

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