第121回
この資格が美味しい! 略して「資格美味しんぼ」その3
MOUS試験 前編

さて「資格美味しんぼ」
今回と次回の2回にわたってご紹介するのは、
「MOUS(マイクロソフトオフィス
ユーザースペシャリスト試験)」です。
これはアプリケーションソフトの中で
最も一般企業で使用されている
Microsoft社の「Office」の操作に特化した試験で、
一般と上級の二種に分かれており、
主に一般ユーザーを対象としています。

試験の内容は、Officeの各ソフト、
Word、Excel、PowerPoint、Outlookによって分かれており、
さらにOffice2000、OfficeXPといった
バージョンによっても分かれています
(Office97対象の試験は02年春をもって終了)。

実際の試験では、
Officeがインストールしてあるパソコンが使用され、
受験者はこのパソコンを実際に操作しながら
設問に答えていくというスタイルがとられています。

問題の難易度は中〜低といったところで、
一般試験の場合、日常の業務でOfficeを使用しているヒトなら、
試験前に2週間程度気合いを入れて勉強すれば
合格するレベルだと言われています。
もちろんパソコン初心者にとってはこの限りでなく、
MOUS合格を目標として
パソコン学校へ通学するヒトも多いようです
(ちなみにMOUS合格を目標とした場合、
学費は30万円前後とのこと)。

で、実際のところ、この資格で喰えるか、と言うと、
非常に難しいと言わざるをえません。
なにせ、合格率(一般76%、上級87%(01年度))を
見ても分かるように、資格試験としては、
かなり簡単な試験なのです。
ですから、あくまでもこの資格は
「オレは(私は)Microsoft社のOfficeが使えます!」という
証明程度に考えておいた方が良いでしょう。

ただし、現在の社会状況、
就職状況ではOfficeが使えて当たり前という風潮が
強まりつつあり、ハッキリとその証明が出来るという意味では
決して無駄では無いと思います。
また、転職などのさいにも自分のスキルに対する証明書と
なってくれるのは間違いありません。


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2003年2月18日(火)

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