第125回
この資格が美味しい! 略して「資格美味しんぼ」その7
CompTIA A+ 前編

今回、次回と紹介するのは「CompTIA A+」です。
前回の「CIWファンデーション」に引き続き
今回も難解な資格名で申し訳ありません(笑)。

さて、そのCompTIA A+ですが、
これはベンダーニュートラル資格で
アメリカのCompTIAという
非営利の業界団体が主催している試験です。
内容はハードと基本OSの2科目で構成されていて、
対象はパソコン関連の業界に従事する人全般、
特にサービス技術者がメインとなっています。

これまでのコンピュータ関連業界の資格といえば、
特定のベンダー系資格や
特定企業の技術に依存した資格が多かったというのが実態です。
その反省から、特定の企業に依存しない世界規模の資格を、
という声に応えて生み出されたのがこのCompTIAA+です。

具体的な出題傾向としては、ハード科目では、インストール、
トラブルシューティングなどの設定、導入、
解決の実践的な知識、対応等が問われます。

また、基本OS科目では、OSに関する基礎知識、
トラブルシューティング等が問われます。

CompTIA A+の最大のポイントは「実践的」「実務的」で、
それゆえに受験資格として
最低六ヶ月の実務経験が必要とされています。
また、その出題範囲の広さから、
ただの暗記では解けないといった出題が多く、
なかでもトラブルシューティングといった
本当の実務に通じていないと回答できない問題に
重点が置かれています。
ですから、本気で取得したいなら、
実務機材等が充実している
パソコンスクール等の学習機関を選び、
基本からキッチリと学習するのが良いのではないでしょうか?

なお、日本国内では富士通がCompTIA A+の資格取得に対して
積極的に取り組んでいるのが有名です。


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2003年2月22日(土)

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