第137回
テープ起こし&入力作業 後編その2

さて、「テープ起こし」の実務篇です。

前回は仕事内容のポイントを紹介しましたので、
今回は追加として実務的な部分を
ご紹介していきたいと思います。

まず、仕事のギャラに関してですが、
これはテープ内容の聞き取り易さ、
録音時間、発言人数、内容の専門性などによって変化します。
いちばんベーシックな、60分テープ、
発言者1人(インタビューや講演などのケース)、
普通の聞き取り易さの場合で6000円程度。
これを最低基準として、
難易度が高くなるほど単価も高くなっていき、
最高レベルで60分テープ1本30000円程度。

この仕事の発注元は、速記事務所、
印刷会社、講演会の主催企業、出版社、編集プロダクション
といったところ。仕事量のいちばん多いのは
速記事務所なんですが、この場合は
下請け業者の賃金になるので、単価も安くなるのが弱点。
SOHO系サイトの求人情報コーナーでも
仕事を発見することができるんで、
賃金的にはコチラの方がオススメできるかもしれません。

なお、繰り返しになりますが、
この仕事で飯を喰おうと思うなら、
何はなくとも専門知識を得ることです。
キーボードの入力スピード等はさほど問題になりません。
実際のところ、専門知識があるだけで
最高のギャラで仕事をもらえたりもするようですから。

ちなみに一番ギャラの良い業界は
「建築業界」と「医療業界」だそうです。
専門用語をこれから覚えるようなヒトには
これらの業界がオススメかもしれませんね。

建築業界のオヤジ達が喧々囂々している60分のテープなんて、
個人的には絶対に聞きたく無いですが、
それが3万円に化けるかと思うと……。

うーん、聞いてみても良いかな?(笑)。


←前回記事へ

2003年3月6日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ