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       第179回 
        「パソメシ」番外編 パソコンは自分で作るもの! その16 
      なぜこんなにアルミ製パソコンケースが持て囃されているのか? 
        それはもう単純にパソコンショップやメーカーにとって 
        粗利の大きな商品だからです。 
      さて、そのPCケースなんですが、 
        「良いPCケース」とはどんなケースなのか? 
        これを考えてみたいと思います。 
        筆者タニグチが自作した経験的には 
        「良いPCケース」とは以下のようになります。 
      ●内部での工作作業がやり易く出来ていること。 
        安物のケースになると 
        ケース内部のバリ取りが綺麗に出来てなくて、 
        ケースで手を切ったりすることもあります。 
        また良いケースは設計段階で非常に良く考えられており、 
        ケース内のあらゆる部分に 
        容易にアクセスできるようになってます。 
      ●分解・組立が容易であること。 
        PCケースとは単純に考えると板金加工品です。 
        つまりこの板金加工の精度が上がれば上がるほど 
        分解・組立が容易になるワケです。 
        逆に精度が悪いと、立て付けの悪い扉と同じで、 
        サイドカバー1つ外すのも大変な作業となってしまいます。 
      ●ある程度以上のサイズを確保していること。 
        一般的にミドルタワーケースと呼ばれるサイズの 
        PCケースをオススメします。 
        これだと一般的なATXサイズのマザーボードを使用しても 
        まったくサイズ的に問題ありません。 
        最近はスリムタイプやキューブ型といった 
        小型のPCケースが持て囃されていますが、 
        筆者的にはこれらを良しとしません。 
        理由は、まず放熱性が極端に低いこと。 
        拡張性が低いこと。 
        そして、使用できるパーツに制限があること等です。 
      ●搭載されている電源容量が大きいこと。 
        一般的に販売されているPCケースには 
        最初から電源が搭載されています。 
        通常200W〜300Wの電源が搭載されていますが、 
        安物のPCケースには200Wを切るような物が搭載されている 
        ケースもあるようです。 
        電源容量は大きいほど 
        ハード的にもソフト的にも安定するので、 
        350W〜400W程度の電源が搭載されている 
        ケースをオススメします。 
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