第428回
中国起業は成功率が高い!?

温州商人、「蒙牛」の牛さん、「国美電器」の黄さん。
この三者の「最初の一歩」の共通点はなんでしょう。

三者の共通点は、
最初はほとんどお金を持っていなかった、
という事です。
三者とも、お金がないならないなりに知恵を絞って、
お金があまりかからない方法で起業し、
最初のタネ銭を作りました。

最初のタネ銭を作ってしまえば、後は、
自社工場を作ったり、他の企業を買収したり、
チェーン展開をしたり、海外に進出したりと、
いろいろな事ができる様になります。

ニュースや経済誌などで大企業がやる事を見ていると、
「とても自分にはマネができないな」と思うのですが、
どんな大企業でも、それぞれ、
彼らの様な「最初の一歩」があったはずなのです。
まさに、「千里の道も一歩から」ですな。

この三者のもう一つの共通点は、
扱っている商品が、
洋服や靴、乳製品、電器など、
特に目新しいものではない事です。
また、商売のやり方も、
ファブレス工場だったり、
大量仕入れによる原価の低減だったりと、
目からうろこが落ちるほど
画期的な方法ではありません。

一方の日本で、
現在、成功しているベンチャー企業を見ると、
その商品やサービス、商売のやり方は、
非常に画期的なものが多く、思わず
「なるほど、そういう手があったか」
と唸ってしまう様なものが多いです。

市場が成熟しており、
様々なモノ、様々なサービスが既に出揃っている
日本マーケットで起業して成功するには、
誰もが思いつかない様な新規性が必要なんですね。
今の日本で、乳製品や電器の販売で起業をしても、
「蒙牛」や「国美電器」の様な大企業に成長する可能性は、
ほどんどないのかもしれません。

そういう意味では、中国マーケットは
未開拓の部分がたくさん残っています。
更に、そのマーケットは日々拡大していますので、
今の中国では、
普通のモノやサービスを普通に売るだけでも、
大成功できる可能性がまだまだ残っています。

信頼できる中国人のパートナーがいて、
中国の人たちのものの考え方や、
中国マーケットの状況を良く理解していれば、
中国起業は
既に成熟してしまった日本マーケットでの起業より、
成功率が高いのかもしれません。


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