第810回
仕事はあるが、人が足りない

外運華通のもう1つの問題は、
人手不足の問題です。

現在、外運華通は既存の3社の他に、
2社の欧米系海外引越会社から
業務委託契約を結びたい、
との申し入れを受けています。

しかし、現在の人員では
既存の3社の作業をこなすので手一杯であり、
その2社には大変申し訳ないのですが待って頂いている、
というのが現状です。

こうした事態を見越して、
前もって人員を増強しておけばよかったのですが、
元々、欧米人マーケットの開拓は、
日本人マーケットの閑散期に遊んでいる経営資源を
有効活用することを目的に始めましたので、
人員を増やすという発想自体がありませんでした。

また、正直なところ、
外運華通の引越サービスにこんなに人気が出るとは
予想していませんでした。
仕事はあるが、人が足りない。
なんて贅沢な悩みでしょう。
本当にありがたいことです。

こうした事態を受けて、
外運華通では人員の増強を急いでいますが、
同社の引越サービスは
日本の「引越らくらくパック」のように
荷物の梱包作業がありますので、
今日入社した人が即戦力になるか、
というとそういう訳にはいきません。

かと言って、他の海外引越会社で働いている
経験者を引き抜こうとすると、
かなり高い給料を提示しなければなりませんし、
高い給料に釣られてきたような人は、
他の会社がもっと高い給料を示せば、
すぐにそちらに転職してしまいますので、
あてにはできません。

やはり、未経験者を雇って、
一から育てなければならないのですが、
未経験者でさえ、
高度経済成長と地方経済の改善による
ブルーカラー人材の不足により、
思い通りに採用活動が進みません。

外運華通は社員寮、温水シャワー完備、
3食まかない付き、と
決して条件の悪い職場ではないと思うのですが、
それでもなかなか良い人材に来てもらえないのが
現状なのです。


←前回記事へ

2007年12月26日(水)

次回記事へ→
過去記事へ
ホーム
最新記事へ