第1150回
就活をやめて北京へ行こう!

中国では大学の増加に産業構造の変化が追いつかず、
景気は順調に回復しているにも関わらず、
大卒者にとっては就職超氷河期が続いています。

一方の日本でも、
就職戦線は超氷河期に入っているようです。

ある日本の週刊誌によれば、
大学4年生の内定率がまだ6割程度なのにも関わらず、
大学3年生が就職活動を開始、
2つの学年の大量の学生が
数少ない企業の内定枠を争う事態に発展するだろう、
と予測しています。
実際に40-50社受験しても
内定を取れない学生などが続出しており、
今年は25万人の就職浪人が生まれるであろう、
とのことです。

私は1989年のバブル経済のときに社会人になった、
いわゆる「バブル入社組」ですので
就職活動は引く手あまたの超売り手市場、
丸紅を受けたときにも、高級焼肉店で
「拘束」という名の接待をして頂きながら入社しました。
しかし、今、私が大学生として就職活動をしたならば、
確実に40-50社受けても内定を取れない方に
入っているのではないかと思います。

そんな「バブル入社組」の私から、
現在、就職活動中の大学生のみなさんに提案したいのは、
「北京に留学に来て、景気が良くなるのを待つ」という作戦です。

私も就職したときには、
誰もが大学を出るとすぐに就職していたので
自分も何の疑いもなくそうしただけなのですが、
社会人になってから考えてみると、
就職の1年や2年の遅れは
40年間にわたる社会人人生においては、
何の影響もありません。
それよりも、これから世界の超大国に
なろうとしている中国をその目で見て、
ついでに北京で正しい発音の
「普通話(ぷーとんほあ、標準中国語)」をマスターして、
景気が回復した後の日本で改めて就職活動をした方が、
ずっと理想的な就職ができるのではないでしょうか。

気になる費用ですが、
例えば、北京師範大学で中国語を勉強する場合、
学費が年間23000元(30万円)、
寮費が1人部屋で年間27000元(35万円)、
食費及び生活費が月2000元(2.6万円)として
年間24000元(31万円)ですので、
年間100万円もあれば北京に1年間留学して
中国語をマスターすることができます。

100万円を高いと見るか安いと見るかは人それぞれです。
しかし、一生使える中国語がマスターできて、
景気が回復した後の日本で、
中国要員が不足する日本企業から
引く手あまたの状態で就職をし、
将来、拡大する中国マーケットで
血沸き肉踊るような楽しい仕事ができるのであれば、
100万円など安いものなのではないか、と私は思います。


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2010年2月22日(月)

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